【7つの習慣③】優先すべき事を知る
今回紹介させていただくのは「7つの習慣」という書籍です。
7つの習慣はボリュームが多く内容も深いため、各習慣を1つずつピックアップしていきたいと思います。
本記事では「第3の習慣 最優先事項を優先する」について、私の考え方を踏まえながら噛み砕いていこうと思います。
この章を実践するにあたって
まず、第3の習慣を実践するには第1の習慣「主体的である」と第2の習慣「終わりを思い描く事から始める」の2つが実践できていなくてはいけないと書かれています。
参考程度に、私がこれらの2つについて述べた記事を載せておきます。
7つの習慣の構成は
第1~3の習慣:個人の成功
第4~6の習慣:集団での成功
第7の習慣:繰り返しの成功
にそれぞれフォーカスしています。
個人の成功にフォーカスしている第1~3の習慣の中では、
第1,2の習慣:自分が進むべき道の定め方
第3の習慣:決めた道の進み方
について書かれています。
そのため、ゴールを決めることが先決なのです。
ですが第3の習慣だけでも十分実りのある内容なので、あまり重たく考えず読んでみてください。
それでは第3の習慣について見ていきます。
4つの領域
第3の習慣で一番大切なことは、タイトルの通り「最優先事項を優先すること」です。
私は最初「ん??最優先なことを優先するなんて当たり前じゃない?」と思いました。
ですがこの章では「自分の中で何が最優先事項なのか」にかなりフォーカスを当てています。
最優先事項を考えるにあたって、1つの図を中心に話が展開されるので掲載します。
こちらは「時間管理のマトリックス」と呼ばれる図です。
「重要or重要でない、緊急or緊急でない」で4つに分けられており、それぞれ第1~4の領域という名前がつけられています。
私達のタスクは全てこのどこかに当てはまります。
第1領域
重要であり緊急のタスクです。
例えば今日締め切りの提案資料の作成などが当てはまるでしょう。
第2領域
重要ですが緊急ではないタスクです。
組織の仕組み作りや家族と過ごす時間などでしょう。
第3領域
重要ではありませんが緊急のタスクです。
仕事の細かい電話や無意味な接待が本書には挙げられています。
第4領域
重要ではなく緊急でも無いタスクです
ゴロゴロしたりなんとなくYouTubeを見てる時間が当てはまります。
あなたにとって普段やっている事がこの4つのどこに当てはまるのか考えてみてください。
まずは自分を知ることが日々の改善の第1歩となるはずです。
また、どの領域に注力するのがいいと思いますか?
本当の優先事項
多くの人は日々が緊急のタスク、つまり第1,3の領域でいっぱいいっぱいになってしまっているのではないでしょうか。
「今日を乗り切る」という観点であれば、それが正解だと思います。
ですが「人生を豊かにする」という視点だとどうでしょう。
本書の中では第2領域(緊急ではないが優先度は高い)に力を入れるべきだと書かれています。
第2領域こそが長期的な目線で私達が人生のゴールに向かうのに欠かせないものなのです。
一度下の質問について考えてみてください。
『あなたが「今はしていないがもしやっていれば私生活にいい影響をもたらす」と思う事はなんですか?』
これの答えがあなたにとっての第2領域のタスクです。
更にこれを役割(自分の立場)ごとに考えるとより効果的です。
例えば、家族や会社での立ち位置など、私達にはいくつものコミュニティーがありそれぞれに役割があります。
各役割で第2領域のものがわかれば行動がみるみる変わる気がしませんか?
ですが、「重要だとはわかってるけど、それをやる時間が無いんだよ」と感じる人も多いと思います。
大丈夫です。
これからどうすれば第2領域のタスクをこなせるのか紹介していきます。
タスク管理
時間が無いは言い訳
前提として「時間が無い」というのは嘘です。
時間がないのではなく、それをやる優先度が低いだけです。
「仕事を遅くまでやっていて、勉強する時間なんて無い」のではなく、あなたにとっては「勉強よりも仕事の方が優先度が高い」のです。
勉強の方が重要なら仕事をやめて勉強するでしょう。
第2領域を優先するために
何も考えずに生活していると、私達には緊急のタスクがどんどん迫ってきます。
多くの場合「タスク管理」というと、第1,3領域(緊急度の高いタスク)を管理するものになっていると思います。
なので本書では一番最初に第2領域(重要だが緊急ではない)のタスクを予定に入れるべきと述べられています。
その隙間に緊急のタスクを入れるのです。
第2領域は期限が決まっていないものがほとんどなので、ついつい後回しにしてしまいがちです。
ですが「これは人生において優先度が高い」と認識し、先に実行する計画を立てることで全部とは言わずとも、少しづつ行動に結びつくはずです。
もし第3領域(緊急だが重要ではない)のタスクが降ってきたとき、予め入れた第2領域のタスクとどちらが大切なのか考えてみれば答えは明確でしょう。
優先度が高いと認識することで、余計なタスクを断る意思を持つことができるのです。
本書では1週間ごとにこの計画を立てる事を推奨しています。
週初に第2領域のタスクを洗い出し、それをどの曜日に実行するのか明確にする。
これが7つの週間流のタスク管理です。
まとめ
いかがでしたか?
1つでもいいので、自分にとって優先度の高い事を思い浮かべて実践してみてください。
人間関係における第2領域の実行などは勇気がいるものもあるかと思います。
ですが、何もしない事とその一瞬の勇気を振り絞って実行する事、どちらが未来の自分が喜ぶか考えてみてください。
ご自身で「これは第2領域だ」と思ったなら、それ以上に優先すべきことは無いはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これを読んでれた方が1人でも参考にしてくだされば幸いです。