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ベンチャーキャピタリスト(VC)の講演に行ってきた
こんにちは!あいでんです。
またまた昨日の話にはなるのですが、ゼミが終わった後にこれまた濃ゆい話を聞きにいきました。
日本の実業家で、個人型ベンチャーキャピタルの日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)の代表も務める村口和孝さんの講演です。
村口さんはDeNAへの投資などでも知られる投資家の方で、「ふるさと納税」の提唱者でもあります。もっと近しい話題であれば、創P生みの親でもあるわけです。
村口さんの説明はこの辺りにして、早速昨日の講演の話に入っていきましょう。
▷まずはじめに
今回のテーマは「未来の予感の海を正しく漂う たった18ステップであなたもジョブズになれる」でした。
タイトルだけ見ると少し怪しそう(?)ですが、内容はかなり深いものでした。
本来ならスライドなんかを乗せて詳しく話していきたいのですが、書籍化を控えた内容を話していただいている関係上そういったことはNGっぽいので、残念ながら私が感じたことを書いていくことになります。
そしてさらに残念なお知らせが。18ステップのスライドを撮り忘れたためお伝えすることが難しく…(笑)。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ご了承ください。
さて、今回の村口さんの話は先述の通りかなり内容が濃ゆく、話し出すとキリがないので、私が最も印象深く感じたものをピックアップしたいと思います。
実は似たような話を以前ゼミでしていただいたことがありました。その時は10ステップだったのでもう少し細かく切り分けた感じでしょうか。
といっても、以前ゼミで聞いたときよりも格段に話の内容が理解できたように感じたので、そういう意味では昨年より成長したといってもいいかもしれない。
▷テーマを勝手に切り替えて考えてみた
さて、話を元に戻しましょう。
まずはじめに、私なりに今回のテーマはどういうことなのかについて考えてみました。
出てきたものは「経営とはなんぞや?」です。
これに至った経緯をまずは整理しておきましょう。「ジョブズになれる」というのは具体的には何を指しているのでしょうか。
ジョブズのような成功者?ジョブズのような天才?ジョブズのような傍若無人さ?
おそらく「ジョブズのような経営者」だと思います。
内容まで含めるて考えると「ジョブズのような(クリエイティブな)企業家」と表現ができます。
何はともあれその根幹にあるのは「経営」ではないでしょうか。よくよく考えてみると、もしかするとアントレプレナーみたいな話かなとかも思いつつ…。
ということで、今回の講演のテーマを「経営とはなんぞや?」に勝手に切り替えて臨みました。
▷経営とはなんぞや?
そしてその答えは実にシンプルです。
経営とは、『ストックを事業機会を経て、フローに変えること』です。
この「ストックとフロー」は、講演の中ではわかりやすく「資本と利益」という風に置き換えられていました。
※村口さんによると、”ストック”は前後のコンテキストによって様々でヒト、モノ、カネ、情報以外にも投資家(株主)や銀行、はたまた顧客も含まれるという。利益も同様に様々らしいのですが、ここでは簡略化して”資本と利益”とします。
図にするとこんな感じ。
そして経営者の仕事は「”ストック”が最大化するようにマネジメントすること」です。
一見すると「???」となりそうですよね。私も最初はそうでした。
しかし、講演を聞いていく中でこれが理解できるようになりました。村口さんは次のように語っていました。
「(事業)機会とは、いつだって不確定で、不確実で、偶然。」
つまり、フローを得るために必要な事業機会はいつだって偶然訪れるものだということです。
そのため偶然訪れた機会を逃すことがないように経営者はストックをマネジメントしておく必要があるのです。
▷偶然と必然をうめるものとは?
しかし、ここでさらに重要なことがあります。
それは、「成功は偶然ではない」ということです。
これはどういう意味かというと、村口さんの言葉を借りれば「気づいたら富士山に登ってましたってことはないでしょ?」ということです。
セルフイメージの鮮明度をあげた末に「成果」とは存在するものなのです。
そして最後にとても重要なことを話して終わりにしましょう。
先ほど「機会とはいつだって偶然訪れるものなんだ」と話しました。その上で「成功は偶然ではない」とも話しました。
一体全体どういうことやねんという話ですよ。実は、このギャップを埋めるものが最初のテーマにつながるのです。
それは、『予感の海』です。
「偶然の好機が訪れそうだ」という予感の海で生きていくことが何よりも重要なんだと語っていました。
ここでも村口さんの言葉を借りれば、「合コンで彼女ができるかどうかは、”この合コンはうまくいきそう”というなんとな〜くの予感があるもんなんだよ」ということらしいです。
大切なのは『予感の海に正しく漂い、その予感と信じること』だと話してくださいました。
予感の精度を上げることが何より難しいのだとは思うけど…。
▷最後に
村口さんの話が昨年よりも理解できるようになっていたのは、間違いなく創Pあってこそだ。創Pの効果はやはり絶大だと思う。
現に講演中にも「起業体験プログラム(創P)をやっている学生の方がサラリーマンよりも(経営や起業について)理解しているだろう」と話されていた。
これはやっている自分を称賛をしてやろうということではなく、それだけ意味のあることをやっているんだという気づき。
今回は2年生(新ゼミ生)も一緒に講演に行ったんだけど、「難しすぎてわかりませんでした」と話していた。
でもそれでもいいと思う。わからなくても聞いておくことが大事なこともある。この講演は間違いなくそれに当たる。
ぜひ創Pが終わった後に振り返って欲しい。見えるものが全然違うはずだから。
こういう後輩たちが増えたらもっとゼミが面白くなると思うし、自分もそれに負けじと頑張っていきたいと思う。
非常にいい時間を過ごすことができました。
それでは、また次回!
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