悪口を褒め言葉に変換する魔法
我が家の本棚に、こんな本がありました。
『できる大人のモノの言い方大全』
↑こちらの本は、随分売れましたので、ご存じの方も多いことでしょう。
本の奥付を見ますと、
2012年10月5日 第1刷
2013年3月25日 第21刷
となっています。
どこから読んでも面白いので、パッと開いては、見開きだけ読むという楽しみ方をしていました。
実用書ですが、暇つぶしにも最適です。
久々に頁をめくってみると、
マイナスの言い方をプラスに変える!
×行き当たりばったり→○臨機応変
×気が利かない→○物事に動じない
×約束を守らない→○マイペース、何かと多忙な
×常識知らず→○子供の心を残した
×不器用→○地道に頑張る
悪口が悪口でなくなる言い換え
×年寄りじみた→○大人の雰囲気がある
×飽きっぽい→○多趣味
×芽が出ない→○大器晩成型
×仕事が遅い→○仕事が丁寧
×うるさ型→○論客
×経験が少ない→○新鮮な発想ができる
×即戦力でない→○将来性がある
柔らかく伝えるための言い換え
×狭い→○コンパクトな、こぢんまりした
×ありきたりの→○定番の、人気の
×古い→○伝統がある
×ボロ→○アンティーク調の
×乱雑な→○生活感がある
×安物→○リーズナブル
×貸したお金→○立て替えたお金
×不味い→○好きな人にはたまらない
×わけがわからない→○抽象的、芸術的
(一部抜粋)
キリがないのでこの辺で止めておきますが、如何でしょう。
早速今日から使えそうな魔法ですね。
一方、弊害もありそう。
逆変換してしまい、褒められても素直に喜べなくなりそう。
わたしは、芸術家とか、芸術的なものに強く惹かれますが、もしわたしが、
「あなたの作品は芸術的ですね」といったとしても、これは衷心より出た言葉です。
決して何かの言い換えではありません。
グルメレポーターの方が以前仰っていたのですが、お世辞にも「美味しい」といえないときには、
「初めての味です」というのだとか。
世は昭和レトロブームで、ただ古いというだけで「レトロ」と呼び、「エモい」と持て囃される風潮があります。
まさにモノは言いようです。
とりとめのない内容になってしまいましたが、とにかく、小手先の言葉の遣い手にならない。
褒められたら素直に喜べる人になりたい。
そんな風にまとめたいと思います。
hohoさんのイラストをお借りしました。
いつもありがとうございます。