映画 『侍タイムスリッパー』
『侍タイムスリッパー』を鑑賞しました。
米農家とインディーズ映画の監督という異色の経歴の持ち主、安田淳一監督による自主制作映画です。
単館上映から始まり、SNSなど、口コミで人気がじわじわと広がって、只今全国100以上の劇場で公開中。
話題作です。
幕末の武士が現代にタイムスリップ…
ありがちな設定ですが、
主人公がタイムスリップした先は京都の時代劇撮影所。
最初は戸惑いながらも、醸し出すリアルな雰囲気、剣術の腕を買われ、斬られ役として生きる決意をし、重宝されるようになります。
やがて大型時代映画の準主役に抜擢され、そこから物語は、コメディタッチからシリアスに急展開。
単純明快、ストレートで好感の持てる作品でした。
主演の山口馬木也さんの演技も光っています。
ラストは息を呑む殺陣の迫力。
芝居を超えた命がけの真剣勝負が始まります。
映画の制作現場を舞台にしているところ、インディーズ映画から人気に火がついたところなど、『カメラを止めるな!』を彷彿とさせます。
映画好きならきっと「面白かった!」 と満足できる作品だと思います。