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ショーシャンクの空に
名作として語り継がれるこの作品を今まで観る機会がなく、
先日、4kデジタルリマスター版を劇場で鑑賞しました。
『ブレット・トレイン』
『さかなのこ』
『トップガン・マーヴェリック』
など、選択肢はたくさんあったのですが、敢えて旧作を鑑賞したのは間違いではありませんでした。
想像以上の面白さでした。
ご存知の方が多いと思いますし、ネタバレになるので、ストーリーなど詳細は省きますが、
この作品がなぜ、アカデミー賞を逃したのかと(7部門でノミネート)疑問に思い、調べてみると、同年(1994年)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』が賞を総なめしていました。
こちらの作品は当時、劇場で観た覚えがあります。
しかし、今思えば、『ショーシャンクの空に』の方が圧倒的に自分好みでした。
原作はスティーブン・キングの
『刑務所のリタ・ヘイワース』
スティーブン・キングといえば
『シャイニング』
『ミザリー』
はイヤというほど、観ました。
ホラーは苦手なのに。
『ショーシャンクの空に』は
一言でいえば、よくある脱獄ものです。
しかし、ただのスリルとサスペンスではないのです。
ヒューマンドラマです。
脱獄ものといえば、わたしの中では、スティーブ・マックイーン主演の『大脱走』がまず思い浮かびますが、こちらも何度観ても飽きることがありません。
戦闘シーンのない、戦争映画といわれます。
『ショーシャンクの空に』は、
無駄なシーンがなく、昼下がりの映画館でも、眠くなる箇所がありませんでした。
実によく出来た物語です。
妻とその愛人殺しの濡れ衣で、終身刑を言い渡されたアンディ(ティム・ロビンズ)の演技は勿論素晴らしいのですが、囚人仲間で調達屋と呼ばれるレッド(モーガン・フリーマン)も、もうひとりの主役です。
全編通してモーガン・フリーマンの演技が光り、物語に深みを与えています。
どんな境遇でも自分を信じ、自分を活かし、決して諦めないこと。
希望を持ち続けること。
主人公アンディの存在は、腐敗しきった刑務所と、人々の心を変えていきます。
20年の歳月を経て、真犯人についての新事実がわかり、そこから物語は急展開します。
結末は予想とは違いましたが、とても美しい終わり方でした。
唯一、ポスターの件に関しては、腑に落ちないのですが、総合的に判断して、瑣末なことには目をつぶりましょう。
何度も観たい映画
殿堂入り決定です。