読書は、楽しまなくては意味がない
2年ぶりに22冊目となる著書を出版しました。
本は「可能性の扉を開く魔法」のようなものです。
私はその魔法にかき立てられて本を読むようになりました。
「読書を自分の武器にする技術」 (WAVE出版)
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私自身は、速読だろうが熟読だろうがかまわないと考えています。自分の好きなように読むほうが、気分も乗り、インプットする力も大きくなることが多いからです。
■ビジネス書の読み方
いまあなたが手に取っている本書はビジネス書(または実用書)と呼ばれているものです。ビジネス書とは、ビジネスに役立つ知識やノウハウを提供する書籍のことを指します。
ジャンルは多岐にわたり、経営・マネジメント、マーケティング・セールス、財務・会計、人事・総務・労務・法務、リーダーシップ、コミュニケーション、最近では自己啓発を含むようになりました。
ビジネスに直結するスキルを学ぶことができるため、ビジネスの知識やスキルを身につける人にはうってつけです。ビジネスにより特化したものをビジネス書、日常的にも役立つ情報が載っているものを実用書と分ける場合もありますが、基本は同じモノとして考えていいでしょう。
ビジネス書を読んだことのある人ならわかると思いますが、内容には一定の「類似ポイント」が存在します。たとえば、文章術の本であれば、「文章を書くことの必要性」が解説されているでしょう。対象が会社員であれば、「結論ファーストの必要性」や「短く簡潔に書く」ことの重要性が載っていると思います。
一方で学生を対象にしているものならば、「就活で使える文章術」「授業のレポートに役立つ文章術」などが載っています。人間関係の本なら「社会におけるコミュニケーションの重要性」が解説されていることに気がつくと思います。
ビジネス書には「類似ポイント」があり、排除できない要素が存在するのです。そのため、ビジネス書は読み飛ばしても内容を把握することが難しくありません。差別化が難しく、どの本を読んでも同じように感じてしまうのは「類似ポイント」があるためです。
■類似ポイントとは?
ビジネス書を読む場合、表面的な字面を読んでも学びはありません。私は、本の主題を理解することと、著者の心の奥深くにある「隠れたテーマ」を見つけることがポイントだといつも伝えています。
私の本を例にしましょう。2021年に『100万PV連発のコラムニスト直伝「バズる文章」のつくり方』(WAVE出版)を上梓しました。ネット文章術を鍛えるためのスキル本ですが「隠れたテーマ」は2つありました。
ひとつめは「どんな文章が伝わるかは、プロの文筆家でもわからないこと」、2つめは「正しい文章が伝わるわけではないこと」です。
本には書き手の人間性があからさまに表現されます。それを感じながら読むことで「隠れたテーマ」を見つけることができるのです。
また、楽しくなければ読書とはいえません。本を読んで、著者に共感した箇所があれば「読書は成功」といえるでしょう。ですから、気楽に読書そのものを楽しむスタンスが大切なのです。
あなたが、心を豊かにする1冊に出会えることをお祈りしています。
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