選ぶ
選ぶことは、自分を見つけることだ。
1. 見極めて選ぶ
海外通販でシャツを新調した。定価だと7、8万円くらいするだろうものが、3万3千円。即決である。オーバーサイズの気分なので、ワイドフィットの表記36を購入した。
2週間くらいして届いたシャツは、思ったより大きかった。特に脇のあたりの布が多く、これだとストリートっぽくなってしまう?でもこの値段で気に入ったものは滅多にないし、消耗品としてこれで行く?...悩む。
手に入れるか見送るか、選択に迷った時の道しるべは、ときめくかどうか。毎日でも着たい服は、着てすぐに自分の物だと「わかる」。
逆に見送っていいのはそこに義務感や今手に入れなければという焦り、ありもしないシチュエーションのイメージがそうさせる場合だ。心の声を聞く選択である。
そして、選ぶ先に願っていることが何かを再認識する。
新しくお迎えするシャツは、平日はトラウザーに合わせて週3で着たいのはもちろん、週末のラフなお出かけや、家にいるときにだって着回したい。夏はショーツで、冬はニットの下に重ねたい。
本質的な願いは、「このシャツ」ではなく「そういうシャツ」が欲しいことなのだ。
願いの条件に合えば選び、そぐわなければ見送ったっていい。そこに希少性や手元に近づけるための苦労、届くまでの期待などが情となって絡むから、執着し、迷うのだ。
という考えを巡らしながらすでに持っていた同じブランドの別のシャツ36サイズを羽織ると、袖の長さと胸まわりが縮んでいることに気がつく。
綿100%のシャツは、洗濯3回目までに1〜3%くらい縮むらしい。糸が細い織りほど縮むらしい。
私は結局、3%縮むなら、とこのワイドフィットでオーバーサイズのシャツのタグを切った。髪を低めのシニヨンにしてフラットシューズを合わせると、すごく日曜日っぽい。
基本的にはとても似合っていると思う。ポチってる時点で週3メンバーのポテンシャルは充分にあるのだから、願いを叶えると分かれば選択に間違いはないのだ。
2. 決断して選ぶ
先週、派遣社員の採用面談があった。
第一候補の人はスキルが高くベテラン。その上予算内に調整可能。来てもらうには勿体ない人材だけど、一人会っただけでは決めきれず、その後二人と面談。
最終的に最初の人に決めたが、その人がいた環境と弊社の環境にかなりの格差があるのが申し訳なく、不便を乗り越えるだけのモチベーションがあるか心配になり、それでもよろしければと内定を出したら辞退されてしまった。
最初の面談後すぐに内定出していたら来てくれただろうか?彼女の不安を無視して心配を隠してでも入れてしまえば良かったのか?
一瞬の決断力の無さが命取り。タイミングを逃したら、同じチャンスは二度とない。
でも長い目で見ればこれで良かった。
どちらにしても、一番欲しいものは手に入らない。
3. 賭けて選ぶ
わたしは、わたしが思うよりも慎重派のようだ。決められない、決めるまで動かない。
それでチャンスを逃すことがある。
人生において前のめったことによる後悔ってしたことがあっただろうか?
勘違いや思い込みの判断ミスはある。
ある程度信頼できることには、賭けるように決断してもいいのかもしれない。とりあえず乗っかる感じで。ブレーキを引かない。走りながら決めればいい。
タイミングを逃した後悔
たくさんある。
振り返ればフラグを折りまくってきた。
勿体無くて勿体無くて震える。
チャンスが来た時、常にイエスと言えるコンディションでいなければ、良い方向に行くことなど出来ない。
その時いい選択が出来る自分でいることがとても大事なのでは。