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何かを再開するときの「えいやっ!」はどこから?

以前続けていたことを、コロナや他の理由でやめた。今、緊急事態宣言も解除され、やれない理由がなくなった。なのに、再開しようとすると億劫になり、どうにも始められない。。。そんなことがいくつかある。

全く新しい何かを始めるときより、いったんやめてしまった何かを再開するときの方が、ずっとエネルギーがいるのではと感じる。全く新しいことは未知への不安もあるがドキドキ、ワクワクもある。すでにやっていたことは、良い部分も悪い部分も具体的に知ってしまっている。悪い部分が頭に浮かんで、「あー、また始めないとな。」と思いながら先送りする毎日。そしてその先送りしたことを後悔する毎日。。。

そういったことのひとつがPTAのママさんバレー。今小6の娘が3年生のころから、毎週月曜の夜に練習に参加していた。それまでまったくバレーボールの経験がなかったのに、チームのみんながとても親切で、夢中になってボールを追いかける時間がとても楽しかった。

ところが、コロナによる休校、その後の緊急事態宣言等で練習が中止に。1年以上、ブランクができてしまった。練習再開のLINEが来た時は、嬉しい反面、練習後の筋肉痛や、夜に家を空けるため早くから夕食の準備をする面倒さ、などを思い出し、復帰するのが非常に億劫だった。

でもみんなに会えるし、と思い、先月「えいやっ!」と重い腰をあげて約1年半ぶりに練習に参加。楽しかったものの、翌日は全身筋肉痛。あげくに持病の腰痛を再発させてしまった。そこからは毎週練習のたびに「すみません、休みます。」とグループにLINEを送った。娘は今年で小学校を卒業なので、私もあと数ヶ月で引退になる。このチームでプレーできるのはあと少しなのに参加できず、欠席連絡を送るたびに気まずさを感じていた。

今週月曜の練習日。腰痛はほぼ治り、家族からも「行かないの?」と言われた。万事整っているのに「またキツかったらどうしよう」「あー、夕飯まだできてないし」などなど自分で行けない理由を作り出し、また「休みます」とメッセージしてしまった。行けるはずなのに、体が、気持ちが、前に出ない。

休み癖・サボりグセほど怖いものはない。このまま休むのが当たり前になり、娘の卒業より前に自分もチームから卒業、しかもみんなに挨拶もできないまま不本意な形でやめるのか、と思っていた。

すると翌日、チームのLINEグループに「2月にお別れ試合をします。出たいかどうか、確認をお願いします。」のメッセージが。みんなから「出たいです!」「今のチームはもう少しだし、頑張ろう!」と続々とメッセージが来た。どうしよう、と考えに考えたあげく、意を決して「腰痛で休んでましたが、最後の試合なので、ベンチ応援でもいいから参加したいです!」とメッセージを送った。みんな快く受け入れてくれた。来週から無理のない範囲で練習に参加するつもりだ。

何かを始めるときも、また、しばらく休んでいた何かを再開するときも、「えいやっ!」とエネルギーが必要だ。もともと気が乗らないことだったのなら、いっそこの機にやめてしまうのもひとつ。でも、少しでも「またやってみたい」と思うのであれば、「えいやっ!」と思い切ってエネルギーをふりしぼるほうがいい。再開の方が大きなエネルギーが必要かもしれないが、やらなかったと後悔するのは嫌だ。

再開するときのエネルギーが自分の中から出てこない時は、仲間や環境に頼れば良いと、今回のバレーの件で分かった。私は運良く前向きなチームメートに恵まれた。「一緒に頑張ろう!」というメンバーに引っ張られたのか、私のようにしばらく参加してなかった他のメンバーからも「参加します!」とメッセージがあった。そういう場に身を置くのはとても大事だと思う。

それでも気が重いときは、向き合い方を変えてみるのも良い。私のバレーも「また体がキツイのでは?」とも思ったが、練習前にテーピングなどの準備を万全にし、練習中も全部ついていこうとせず、しんどくなれば一旦その場で休憩を取ろう、と自分の中で折り合いをつけた。月曜はカレー、と決めてしまえば夕飯の準備も楽だし。自分の中で再開を阻んでいるネガティブな要素を見つけ、ひとつずつ対処法を考えるといい。

別に無理する必要はない。1年以上、それまでと違う生活習慣になってしまったのだし、タイミングもある。でも、「またやりたい!」という気持ちがあるのであれば、周囲の応援や取り組み方の変化で、「えいやっ!」と再開するエネルギーが出せる。

日記、ウォーキング、英語の勉強・・・などなど、やめてしまったものはまだまだたくさんある。仲間を作って取り組み方を変えて、気楽に再開して、楽しみながらゆるやかに続けるのが良いのかな。

noteの発信も数ヶ月空いてしまった。またボチボチ取り組んでいこう。




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