自分の人生だ。自分自身で選べ!
目の前のことに集中できている人は、どれだけいるんでしょうか。
誰かと過ごしている時間、美味しいご飯に出会ったとき、どこかへ出かけたとき。僕は本当に目の前のことを楽しんでいるのだろうか・・。
そんなことを考えるきっかけになった一冊を紹介させてもらいます。
「人生を有意義に過ごせているのか?」なんて立派なことは考えていません。ただ漠然と時間の使い方に不安を感じたから、ベストセラーの力で自分を変えて欲しくて読むことにしました。
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結果として、自分の選択結果で人生は成り立っているのだと強く再認識しました。
誰しもが理解していることだと思うのですが、”今”の自分が出来上がっているのは、過去の選択結果からです。
それは変えようのない事実だし、避けようのないことです。
問題は、その選択を自らが望んでいるのかどうかです。
本書では”今”していることは、その他のあらゆる可能性を犠牲にして時間を使っているということだと説いています。
SNSを見ている時間、本を読んでいる時間、noteを見ている時間、ラジオを聴いている時間などなど。あらゆる選択肢の中から選んだ結果の”今”。
僕の結果として、SNSを見ている時間は望んでいるとは言えません。面白いから見ているけど、そこから何かを得ることは滅多にないです。
最近のタイムラインは、
・どこかのサラリーマンが朝何時に起き、何をやっているとかの報告
・明日には忘れるであろう企業の社長が発信している情報
・女性のチラリがあるかどうかの動画
本当にどうでもいいです。(毎日、理想と欲望の間に立たされるタイムラインもどうかと思うけど・・・)
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最近でいえば、マッチングアプリが代表格です。彼女が欲しいと思い始めたんですが、暇があればずっと見てしまっている。
新しい理想の人を探すとき、マッチングした人とのメッセージ、いくらでも時間をかけられるんです。
将来のパートナー1人を探し当てるために、どれだけの時間を消費しているか。その中から「マッチング→食事→付き合う→結婚」と考えると果てしない道のりです。
一連のことが無駄ではないけど、無駄に思えてくる。数ある選択肢の中から、この人よりもっといい人が現れるのでは?とかも考えついてしまう。
自分には向いていないのかと考えさせられる毎日です。
本書はそんな時間の使い方を見直すきっかけをもらいました。
本書ではたくさんメモすることがありましたけど、
・目の前のことに集中していないと、その体験は無意味になる
・数ある選択肢の中から”これしかできない”という後ろ向きに捉えるのではなく、”これができる”と前向きに捉える
・先延ばしにすることは悪いことではない。何を先延ばしにするかを賢く選択する
といったことが今の自分にスッと入ってきた。
特に思考法についてです。
基本的にネガティブ人間の僕は、”これしかできない”と考えることが少なくありません。時間だけじゃなく、メニューを選ぶ時もです。
そんな考え方でしたけど、本書にあるように”これができている”と思うようになったら、不満というネガティブな考えが浮かぶことが少なくなりました。
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自分自身が意識的に選択しないといけないのは大前提。その中で、結局は捉え方次第ということなのでしょうか。
先延ばしについても優先順位をつけて、優先順位が低い順に”積極的”に先伸ばす。
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最後に「目の前のことに集中する」は誰しもが考えるべきことだと思います。今は何をしていても、SNSで発信を考えてしまう。
観光名所に行っても、写真を撮って、ストーリーにアップするためにスマホを触る。それだとせっかくの景色も残るのはスマホの中にだけ。
思い出を人と共有することも大事だけど、リアルタイムで共有する必要がないのではないでしょうか。
何に対しても目の前のことに集中する。それを肝に銘じて人生を過ごしていきたい。
積極的とか、これができるといった考え方となると必ず思い出す。
『積極的な後退』
大縄跳びで順番にメンバーが入り、全員が揃ってから46回飛ぶ。けど何回も失敗してしまう。そこでメンバーが全員入った状態から縄跳びを開始したいと提案する。
そこでバナナマンから「妥協ね?」と確認される。
そこで村松沙友理の返事
『妥協じゃないです。方向転換です。』
素晴らしい切り返し。こんな反応能力が欲しいです。