「目標設定」をどう考えるか?
(患者治療の)目標設定に悩んでいた若手言語聴覚士のころ、スーパーバイザーから「目標は必ず数値化せよ」と指導されたことがある。
目標設定はわりと難しいので、新人のうちはつい抽象的な目標を書いてしまいがちだ。たとえば「QOLの改善」とか「日常コミュニケーションの確立」など。しかしこれでは具体性に欠けてしまう。
バイザーの数値へのこだわりは「新人のうちは具体的な目標にしなさい」という意味合いでの指導だと思っていた。
ただ、疑問に思うこともあった。それは毎度のごとく「数値化」を