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コラム:「マーケター」は、なるものではなく、"なっている"ものなのか?

こんにちは、服部(はっとり)です。

今日は、マーケターというけれど、それはなりたくてなる職種なのか、はたまた、性質を持った人がなるものなのか、などを疑問に思ったため、少し思ったことを書きます。

僕自身は、広告やマーケティング、デジタルマーケコンサルなどに触れてきて8年目になりました。ただ、僕はまだマーケターじゃないのかもしれないなと思ったりして、でも自分がその要素を持っているのかどうかを考えていました。

そして、最近「いったいマーケターって何なのだろう?」と改めて思ったのです。ブランドのマーケティング部署にいたらマーケターなのか、広報やってたらマーケターなのか、森岡毅さんや西口一希さんみたいにP&G出身で実績を作るみたいな流れがないとマーケターではないのか?など。マーケターってなんだ?ってなったわけです。

そんな先日、ITMedia マーケティングでトライバルメディアハウスの池田紀行さんの記事を読み、アドタイでゴールドウインの冨田良介さんの記事を読み、ちょっと感じたことがあったので、話していきたいと思います。


マーケティング知識・スキルのマンダラチャート

まず、トライバル池田さんが「マーケターに求められるスキルと知識」は、「マーケティング知識・スキルのマンダラチャート」に当てはまるとおっしゃっています。

そのマンダラチャートは3段階に構成されており、3階目は"実践スキル"で「論理的思考力、プランニング力、クリエイティブスキル」があり、2階目は”ベーススキル”で「プロジェクトマネジメント力、コミュニケーション力、」があり、1階目は"基礎知識(+素質・素養)"で「実践知識、理論知識、素質・素養」とありました。

その中で特に気になったのが1階目の「素質・素養」の以下の文章でした。

1日は24時間で、大半のマーケターの所定労働時間は1日8時間です。仕事中だけマーケティングのことを考えている人と、プライベートや休日を問わずあらゆるシーンで「勝手に “なぜなぜ” と考えてしまう人」のどちらが高いマーケティング思考を手に入れることができるか、いわずもがなでしょう。

マーケティングにセンスは必要ありません。正しく言えば、水野学著『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)です。一方で、そのセンスを磨くための知識を学びたい、さらに言えば、学ぼうとしなくても勝手に学んでしまう素質と素養を備えた人こそが、真にマーケターに向いていると言えるでしょう。

マーケティングの「学習範囲と8つのスキル」 プロは「理論」から学ぶ


また、ゴールドウインの冨田さんの記事では、プロジェクトマネジメントの要素も含んだ記事ですが、トライバル池田さんの「素質・素養」に近しいことが書かれていました。

向いている人材タイプ
マーケティング×デジタル×プロジェクトマネジメント人材において、私は人のタイプにも適正があると考えています。

まず、物事を発見することに喜びを感じる人。こういう方は、ABテストを積極的にトライしたり、新しい分析の切り口を模索したり、新しいサービスや技術を試してみたり、日々の業務がルーティン化しないように動ける人なので魅力的です(自発的に勝手に動いてどんどん知見をためることに貪欲な点がポイントです)。

また、ONとOFFの区別をしない人も向いてると思います。というのも、プライベートの時間や日常生活では仕事で使える発見が意外にあります。ECサイトを使っているとき、クラウドサービスを使っているとき、SNSを観ているとき…。そこにヒントがあっても、OFFでは気づかず流れてしまう。OFFもONと同じテンションでいる必要はありませんが、スイッチは完全OFFではなく、なんとなくONのようなOFFのようなスリーブ状態が続くイメージですね。

デジタル人材を目指すあなたへ。取り組むべき仕事とは?


この2つの記事を読んでなお思ったのです。

僕は、なんだか「マーケター」って"なるもの"だと思っていた部分があったのですが、違ったかもしれないと。マーケターは、素質や素養、そして底知れぬ枯れない興味を持つ人なのだと。ある種、24時間365日全てにおいてONとOFFを切り分けず、気になったことを調べたり情報収集していたら勝手に多くを学んでいた人。そういう人が「マーケター」なのだと。

だから、マーケターは"なるもの"ではなく、(素質・素養・興味を持った人が)"なっているもの"なのかもしれないなと、少し見えた部分がありました。


みなさんも僕もそうなれているでしょうか?


ちなみに、記事の画像は、20-30代のマーケターを少年漫画のアニメ調に生成した画像で、こんなに勢いのあるマーケターが溢れていたら楽しそうだなと思いました 笑。そういう漫画も楽しいかも?


それでは、今日はこの辺で。


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Kazuma Hattori | デジタル広告・マーケの人 @KazumaHattori


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