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教育cafe開催報告:一筋縄ではいかないと思い知る

『桐生の教育を語るcafe』vol.4
を開催しました。

10名の参加者で教育を語り合いました☕️


はじめに、私の方から
想いの丈をお話させていただきました。


先生も保護者も地域も行政も
立場関係なくみんなで繋がって
想いを共有し合うことが
今必要だ

ということが、話の柱です。



つい先日、たまたまですが
子どもが通う学校の先生とお話しして

校内教育支援センターが増えているけど
箱だけできても、中身が大事ですよね

と話されていたのを聞いて
まったく同感だと思いました。


新しい教育の取り組みとして

・チーム担任制
・宿題や通知表の廃止
・自由進度学習
・教育支援センターの充実
・民間フリースクールとの連携

魅力的なものがたくさんあります。


こうなっていったらいいな〜と
私も思っていました。


でも、それらは
教育の「手段」の一つでしかないということ。


大事なのは

目的をみんなが掴んでいて

つまり、

子どもたちのどんな姿を目指しているのか
どう導いてあげれば教育の達成と言えるのか
をちゃんと掴んでいて

そのために手段を活用できているか

が大事なのだと思うようになりました。


だって

目的を見失ってしまったら
手段を行使して終わり
になってしまいます。

目的に向かっているのか
振り返って、軌道修正していくことこそが
大事なんですから。

私は教員当時、ここが抜け落ちていたことを
カミングアウトします。


教科書を一通りやれば
決まった行事をこなせば
教育の目的を果たしたことになるのでしょうか?


でも、実際、そこばかりに
時間を割いてしまっていたのです。


もっとできたはず。

と思う気持ちがあるのです。



そして、それは
学校だけが、先生だけが、
と言う話ではなく

親だって家庭教育しているわけで
地域だって社会教育の場だし

みんなで全体で
子どもたちを育む土台を
つくっていかなきゃいけないんじゃないか。

それが「教育」の成功の鍵なんじゃないか。

と思うのです。



今回の会でも

先生、保護者、子育てサークル主催、
経営者、研究者、学生、議員など
いろんな立場の方の参加がある中で

「教育の目的とは?」

という問いで対話をしてみました。


みんなそれぞれ想いがあって
いろんな意見が出ました。

価値観も経験も情報量も違うから
目的を共有しても
どこにも辿り着かない
という意見もあり

確かに、なかなか難しいな、とも思いました。


今回は経済を考えている人が多かったからか
そういう話になっていった印象ですが

でも、メンバーが違えば
また違うものが出てくるはず。


大事にしているもの、価値観はみんな違う。

でも、だからこそ
語り合うことが大事なんじゃないか。


会を振り返って、改めて思っています。


教室にも
価値観の違う人たちが集まっています。

社会に出れば、もっとかもしれません。

議会だってそうですよね。

そんな中を
歩んでいかなくてはならない場面ばかりです。


相手の想いを知る
自分の想いはこうだと語る

違いを認識しながら
それを積み重ねていくことに
意味があるんじゃないかなと思います。


そんなことしていたら
うちの子たちの義務教育は
終わってしまいそうだけど・・・


でも、表面的なことでは
もうダメなんだと思うんですよね。


根本的に
何かを変えていかないと。


そのためのいち方策でしかないですが

「立場を超えて教育を語り合う」

が私にはしっくりきています。


たぶん
ここまでの思いは伝わり切れなかった
かもしれないけど

先生、保護者、地域で集まる場を
継続してつくれていることは
なんらか意味をなしているのだと信じています。


また、活動を通して

同じような方向を目指し
それぞれのフィールドで
がんばっている方たちに出会えたのも
とても心強いです。

noteでも、勝手にですが
同じ方向をむいている方を見つけると
心強く感じています。

だからやっていけている、とも言えます。


それぞれができることで
なんらか発信していれば
きっと何かになっていくはずと信じ

これからも発信に活動に励んでいきたいです。


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宮尾多希kazuki
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