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好きなことしか本気になれない。
人生100年時代のサバイバル仕事術
2019、南章行氏 著。
「ココナラ」の創業者である著者。
私からみたら住む世界が違うと思うほどのエリートに見えるが、本人は自分のことをできないやつだったといっている。
それこそが成功者の思想だと思う。
本書で印象的だったのが、
長期プランの逆算はしない
ということだ。
数年後にどうなっていたいかを決め、逆算しながら日々を生きることは可能だが、変化の早いこの時代に、人生の目標を決めても、数年後には意味のないものになってしまったり、ふとしたきっかけでぶれてしまったりと、目標どおりに進むことの方が難しい。
著者自身もMBAを取得したが、社会人当初の目標にそれは全く視野に入っていなかったという。
また、読書においても、
自分が知りたいキーワードを整理したうえで本を読む
ということを学んだ。
私の場合は、「経営者の頭の中」というキーワードがいつもあるが、それだけではなく、「著者のタスク管理」や「起業のリスクヘッジ」など、もっと具体的な問題意識を持って読むべきだと感じた。
サラリーマンとして大金を稼ぐよりも、起業家となって多くの人を笑顔にする道を選んだ著者。
利他の心で選んだ道は、廃れることなく素晴らしい場所へと私たちを連れていってくれるにちがいない。