見出し画像

自分らしさに、気付けることを知る。

カメラを使っていると、思うのです。
同じ場所から撮っても、他の人が切り取る写真は、印象が違います。

センス、なんて言い方もあるのですが、ファインダーを覗いて、どこを見てるのか?目立たせたいか?で、撮り方が変わるのでしょう。

初心者の方に、構図を考えると、素直に教科書ぽく写真が変化して、個性が和らぐ。
構図と、良い写真は、別物ですが基本は、基本なので…(笑)


初心者の皆さんの写真を見ていて、自分が初心者の頃の写真を見返すと…
「あ~この時は、シャッター押すだけで、楽しかったんだな。」とか、写真を撮った時期ごとに、感じ方が違っていたのを感じられた。

「写真」を「写心」と、表現する人もいるけど、僕はそんな考え方は無いです。
(美しいセンスが無いのでしょう…笑)
心に、思っただけで、カメラが表現してくれるほど、残念ながら、カメラはまだ進化していないのです。

それを表現するのは、テクニカルな部分で、写真をどう撮るのかで、伝わり方が変わるのです。

とは言え、僕が昔の自分の写真を見返して感じた物は、なんだったのでしょう?

「シャッター押すだけで楽しかったんだな」と、思ったのは、“心”なのでしょうか?

客観的に写真を見て…
何でも撮ってたのと、カメラの高さや構図も考えないで、見下ろして撮ったり、空気感もなければ、主題が無いように見える撮り方をしていたからです。

つまり、下手くそだったのです。(笑)


写真をどう見せたいか?を考えることで、自分らしさに、気付ける。

例えば…

朝の街角で、ビルの隙間から差し込む光が、好きなんだな~。優しい世界観も好き~。とかを感じた。

今、感じた物を撮ろうとカメラを向けることで、自分にある、“自分らしさに”気付けるのです。

あ、こんな感じ方するんだ…ってね。

その“心”に引っかかった景色を写真にするには、光をどんな風に?どのレンズの画角で?露出はどのくらい?色温度(ホワイトバランス)は?とか…とか…(笑)

感じた物をバラバラにして、写真一枚に、収納する、感情とは、別の技術が、写真にはいる。

そして、表現は、表現として、写真に結びつけていくと、やっと最初に感じた優しい景色を写真にできる。

神戸市

まだ、お店が開く前なので、朝の場面は、伝わる。
心地よい光を表現するのに、レンズのフードを外して、フレア(白くふんわりした部分)を入れて、光が届き始めた頃を表現。
(過去pic)

これは、スナップ写真なので、1分かかってない、お散歩写真ですが、考えて撮ると、自分らしい自分に、気付けることに、カメラの楽しみ方も、あるように思うのです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?