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写真を撮るために見る光。
こんにちは、kazukame12 です。
よく「光を読む!」なんて言葉があります。
それは、「カメラが、光しか記録できない。」
そんな機械だから、光をよく見てね〜。
と、言うことです。
ざっくり…笑
光の「硬さ、柔らかさ、色温度、数…」とか、写真を撮る環境の光は、いろいろあります。
その光を…
「写真の光/写真撮影の光」+「見る」=「読む」
と、表現すると思いますが…少し曖昧に感じる言葉ですよね。
笑
光を読む。とは、どんなことでしょう。
教材では、「順光、逆光、サイド光」なんて、説明はされていますが、基礎として覚えるくらいで良いと思います。
と…言うのも…
それが、すべてでは無くて、「太陽光や陰の光の違い、カフェの店舗内の複数のライトの色」と、より複雑な光の中に、僕たちは生活をして、そこで、写真を撮っているのです。
( 光源が増えると、難しいですよね。
どんな見え方なのか、光を増やしたときの写真の読み方って…?
興味のある人は、居るでしょか?
リアクションをいただければ、簡単なライティング的な写真で、僕の見るポイントを書いてみます。
今回は、光に性質があるんだな~くらいで〜 )
写真は、「環境光をどう読み解くか」が、重要なのです。
ただ、僕らは、普段から環境光を意識して生活をしていません。
「陰に入ったから、色温度が変わったわ〜」
なんて、思わないでしょ〜。
それは…
脳内で、自動補正されていて、白い紙は、白いと認識しています。
カメラのオートホワイトバランスと、同じですね。
普段と違う見方…
「写真を撮るために光を見る」
そんな風に、見方を変えることを「光を読む」…と、僕は考えています。
そうすると、「光の向き、質、数、色温度」光の性質が見えてきます。
例えば…
晴れた日の太陽光。
どんな性質をもっているでしょ〜?
太陽の硬い光が、くっきりと影を作っていますね。
(ここまでは、カメラ雑誌でも書いてある
「点光源」の話ですので、理解されてる人も、多いと思います。)
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太陽光は、硬い光…なので、影もハッキリしてますね。
これを露出オーバーで撮影すると、影の色が青くなりましたね。
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なぜ?黒かった影に青色がつくのでしょ〜?
わかりますか?
それは、青空も明るい光を出しているからです。
つまり、影の中には、空一面の…青空色の光が、面光源で含まれているのです。
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笑
露出を上げて撮ることによって、日陰は明るくなって、空の青い光の色が見えてくるのです。
曇りの日も、雲には太陽光と青空の光があたっているので、雲の下も青い光は届いています。
なので、色温度が変わるのですね。
環境光をよく見ないと、“色かぶり”をして、写真に“色のヌケ感”が、無くなります。
「色かぶり…って、なに?」と、思う人も居るかな?
色かぶりのことを少し写真を付けて書いています。
(気にならない人は、無視して下さい。笑)
カメラを持って、写真モード…
つまり…
頭を切り替えて、写真を撮ろうとすると…。
写真を撮るために光を見るます。
「これが大事。」
雲が流れてきて、陰になると…
「青いな〜」と、やっぱり感じます。
新緑の木陰に入ると、皆さんも、緑かぶりとか、気になったりすると思います。
ストロボを使うと、色かぶりの無いように撮りやすいので、商業撮影はストロボを使うことが多いですよね。
思うより、ストロボって簡単なんですよ。笑
光の「硬さ、柔らかさ」
硬い光
硬いとは、太陽光のように、一点からくる光のことを言います。
「点光源」と言って、くっきりとした影を作るのが特徴です。
柔らかい光
柔らかいとは、さっきの青空の光や、曇り空、ストロボを使うときの天井バウンスのように、広い面からの光を言います。
「面光源」と言って、ふわっとした影になるのが特徴です。
広い面からの光なので、影の裏にも光りが、まわり込みやすいので、影がふわっとします。
曇りの日の影もハッキリしてないですね。
アレです。アレ。笑
と、言っても、面光源は、パッと理解できる人は、少ないと思います。
さきほどの写真も…
青空の光が、影の後ろにも影響しているのは、空一面からの光が影の後ろにも届いているからですが、ほとんどの人は普段、気にならない面光源の1つでしょうね。
でも、太陽光と青空…
「点光源と面光源」があるのに、太陽と青空の下で影が柔らかくならないのは、なぜ?
と、思った人は、次のステップに行くと良いです。
ざっくり言うと、太陽のパワーが強すぎるから、影は点光源で出来たように見えるのです。
ハッキリした影は、認識しやすいですが、ハッキリしない物を認識するのは、意識的に見る習慣がないと、難しくて当たり前なんです。
写真を撮るために見る…
光を読むために、必要なことは、なんでしょう?
明るい部分と、暗い部分の露出差を見る。
そうすると、光の方向がわかります。
影は、光の当たった反対側にできますよね。
これで、方向がわかる…
当たり前すぎて、忘れてませんか?
笑
影を見ると、硬いか、柔らかいかがわかる。
まわり込みの光や影の露出を変えている光を見る。
これくらいが、光の露出差での見方かな~。
光と影の向きが、複数あるなら、その数だけ光源やバウンスの光が、あると言うことです。
(レタッチで、影を明るくもできますが…
光の方向は、影を作るので、撮影でキメるのが…楽だと思います。楽して、ちょちょっとレタッチが、ベストだと思います。)
光の色温度
光には、色がついています。
それを正しい色で撮影するのが「ホワイトバランス」ですが…
色の正しさを出す、ホワイトバランスの話は、難しい話になります。
ホワイトバランスは、二面性を持っています。
「感情や温度」 を表現するのと、色かぶりを意図的に作り出しイメージに合わせます。
「正確な色」 を出すと、色かぶりの無いクリアに見えるように合わせます。
それだけ、覚えていれば、最初の一歩としては、素晴らしいと思います。
(けっこう初期の頃に、写真のホワイトバランスを“表現する視点”から、書いている記事があります。
ホワイトバランスを自分好み使えるのかな〜?
な〜んてね。
笑。
これも、気にならない人は、無視して下さい。)
光を読む第一段階は、「方向、数、質」の3つ。
そこから始めればいいと思います。
慣れてくると、光の色も自然と気になってきます。
その時がきたら、ホワイトバランスを勉強すれば、より複雑な光も読めると思うので、慌てることはないです。
僕は、光の読み方も…独学でした。
その時、見えてたものは、方向、数、質でした。
でも、スッキリしないのは何かな~と探していたのが、光の色でした。
これは僕が、ストロボを使って勉強していたので、直射光と、バウンス光のシャドウの色味の違いに気がつけたから…理解できたことなのです。
失敗から見える正解は、本質的な考え方も、教えてくれるように思います。
沢山チャレンジしてみてくださ〜い。
それでは、良い写真ライフを!