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最後の手作り。『愛されていた』記憶を思い出したよ

今夜は寒くて、昨日ほどじゃないんだけど

数年ぶりにコレを羽織ってみた。


生前まだ完全に寝たきりになる前に

大好きな、おばあさんが作ってくれたハンテン。

(宮城弁では「どんぶく」ね)

最後の手作り。

世界でたった1つしかないオリジナル💖


当時は恥ずかしくて(だってこんなド派手な柄…)

別に家の中で着るから誰も見ないのにwww

恥ずかしい気持ちと、傷むのを恐れて勿体ないと

思うふたつの気持ちが入り混じって

着れなかったんだ。


そうして陽のあたる場所に干しっぱなしでいたら

ついに色褪せてきてしまった。(自業自得)

それでも、分かっていても着れずにいた。

かと言って仕舞うでもなく、

目に付く場所に、居て欲しかった。

窓からおばあさんが見守ってくれてるみたいに

感じてたのかもしれないなぁ〜。

おばあさんの手仕事は、どれもこれも

見事だった✨✨✨


とっっても純粋で、本当に真面目な人で、

いつもイタズラ好きな父がからかっていたものだ。


今日は命日でも誕生日でもなんでもないのに

なぜだかムショーに、このハンテンを着たくなった。


1つ1つの縫い目を見ながら、おばあさんの姿を

思い出すよ。 

一針、一針、ただ無心に一生懸命に

わたしを思い、繕ってくれてたんだろうなと。


そう、わたしを喜ばせたくて…。


こうやってふとしたことから、

『愛されていた記憶』を思い出すんだ。


急に愛おしくてたまらなくなったハンテンは

今夜からはマスト使いしよう🎵😌


目を閉じれば、いつでも会える。

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