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誰かの声で起きる朝

誰かのかすかな話し声や物音で目覚める朝って、何だか心地よいなと思う。


私は現在、寮で生活しながら農作業ヘルパーのお仕事をしています。

朝の集合時間は当日派遣先の農家さんによって変わりますが

・集合時間はだいたい朝7時前後

・寮の前まで直接お迎え、もしくは寮からバスで出発

のパターンがほとんどです。


私の場合、農作業ヘルパーの仕事がある日は朝5時30分に起床。

体が慣れると休日も自然と5時台に目が覚めますが、疲れていると7時台まで寝てしまうことも。

5時30分に起きるなんて、前職の特売日の時くらい。

フリーランスの頃は、アラームが鳴ってもお昼近くまで起きられませんでした。


今朝も休日ではあるものの、アラームの音を消してはうとうと。

そんな中でかすかに聞こえる、洗面所の音や冷蔵庫付近での話し声。

自然に耳に入ってくる音に、ちょっとずつ目が覚めていくのがわかります。

決してうるさいわけではなく、ちょうど心地よいところをくすぐられるような生活音。


私は10代のうちに家族から離れました。

短期間だけ父と一緒に暮らしたり彼氏と同棲していた時期もあったけれど、ほとんど一人暮らし。

その生活が楽なので結婚もしていないのですが、こうやって人が動く音で目覚める感覚は久しぶりだなと思いました。

奥さんが朝食を作る音で目覚める旦那さんてこんな気持ちなのかな、とも考えます。

これも短期間で特別な空間だからこそ気付ける感情。

もしまた誰かと生活することがあれば、物音がうるさく感じて、「ゆっくり寝かせて」と思うかもしれない。

それでも今この瞬間は今しかないと、感じたことを大切にしようと思います。





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かずちぃ/Webライター
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