体調の悪化|散文
身体が急激に前と変わった。
体調の良い日は、月に数日。
精神的な面もあるけれど、明らかにそれだけではない。
正直予測不能な事態に見舞われて、過度な貧血や過呼吸が頻繁に起きている。
一番最近は、階段を踏み外した事。
これがちょこちょこ続いている。
突然クラッとして、足元を見失う。
少しの不安が呼吸を乱して、前の様な激しい運動をすると過呼吸を起こしてその場に倒れ込んでしまう。
私が筋トレや有酸素運動をするのは、習慣であり気分転換の一つ。
それを無心にしていると、頭は身体を動かす事だけに集中して雑念が一切なくなる。
じゃないと怪我につながる。
モヤモヤした時程、少しでも身体を無理にでも動かす。
食べたらダラダラしないで、極力動く。
どうしても駄目な場合は軽くストレッチや、出来る範囲の事をする。
私は見た目にも強いコンプレックスがある為、毎日体重計に乗って体脂肪や内臓脂肪、体内年齢を把握しておく。
一喜一憂してはいけないと、私の好きなYouTuberでトレーナーの方が言っていたけど、やはり溜息が出てしまう日も多い。
体型を維持する努力は欠かしたくない。
多少調子が悪くても、ルーティン化しているものを壊したくない。
だから無理に動いて、終わりに立てない事もある。
主治医から、何でもやり過ぎは良くないしストイックなのは悪い事ではないけど、休む時は休みましょう、動ける時に動けばいいと言われても、それを実行してしまうと罪悪感に苛まれる。
私はまたどんどん醜くなる。
元から醜いのに、これ以上醜くなったらとまた鬱が酷くなる。
私には、これと言って秀でたものはない。
凡庸で埋もれて生きている。
特別なものは何も無い。
自分の事は自分が一番理解している。
寂しい人間だと思う。
愛されて育った人はすぐ分かる。
向日葵みたいに明るくて愛らしくて、その場をパッと輝かせる。
私は羨ましいと思ってしまう。
そんな自分もまた情けなく、惨めに思う。
私の心にはずっと霧雨が降っている。
私はずぶ濡れの捨て猫。
宛てどなく鳴いて彷徨い続ける。
暖かいブランケットや暖炉とは無縁。
いつかボロボロの屍で、誰にも弔われずにこの世を去るのだろう。
それが私にはお似合いだ。
家族すら理解出来ない精神疾患持ちなんて、ただの邪魔者でしかない。
何もかもが、もう手遅れ…。
『サヨウナラ、ワタシ』