candle|詩
小さな灯りに温もりを
見つめた先にあるはずない夢
愛は今昔も変わらずに
いつかは消えてなくなるもの
刹那に夢見て散り際切なく
愛しさは儚い
想いは移ろい行くもので
永遠なんかは多分ない
存在を私は実感出来ずに
また奥の扉の鍵を閉める
小さな部屋に独りきり
膝を抱えて眠りに就く
もう何も生み出せない
丸めた原稿用紙
インクを切らしたペン
夢は潰えた
弱さと足りない頭の瓦落多
油切れ
動かなくなった心臓は
ただの不用品
幻覚の中で見た最後の夢は
ただの私の幼稚な夢
叶うはずない夢見たのは
私一人
所詮人は独りだよ、そう木霊した