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<読書>みんなで一人旅
夏の旅行は、我が家のささやかな楽しみなのですが、今年(2021年)も自粛です。
せめて旅の気分を味わおうと購入したのが、『みんなで一人旅』です。
・みんなで一人旅 著者:遠藤 彩見
旅に関する短編集で、旅の舞台は、国内や海外様々です。また、旅をする人も様々な事情を抱えています。
楽しい旅気分の本かと思い、読み始めましたが、これがなかなか訳ありの旅の話の連続でした。
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昨年から自粛生活が続き、旅に出ることができなくなって、私の頭の中では旅に対する憧ればかりが大きくなっています。
でも、旅って楽しいばかりではないですよね。
過去の旅を思い出してみると、天気に恵まれなかったり、出かけた目的地が期待外れだったりしたこともありました。
旅先でのハプニングも、100%満喫できなかったことも、全部含まれて「旅」なのです。
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この短編集の主人公たちも、予定通りに進まない旅をしながら、何かに気づいたり、何かを思い出したりしています。旅の後、人間関係や生活が変わっていくのかもしれません。主人公たちのその後も気になりました。
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一日も早く感染症が終息して、皆が旅に出ることができるようになることを願います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。