<読書>ビタミンF
直木賞受賞作。
新潮文庫の100冊(2021年)
女性の作家の小説を読むことが多いので、男性の作家の作品にも挑戦しようと思い、購入しました。
・ビタミンF 著者:重松 清
30代後半から40代半ばの男性が主人公の短編集です。
主人公は皆、妻がいて、子どもがいて、会社に勤めています。
平穏な日常を送っているように見えますが、妻のこと、子どものこと、年老いた親のことなど、家族の問題に直面していきます。
私にとっては、結構リアルにありそうな設定で、ストーリーを楽しむというより、考えさせられることが多い内容でした。
男性目線で語られているので、男性からはこの様に家族の関係が見えているのか、と少々気付きもありました。
30代から40代、そして50代の女姓の生活はなかなか大変で、困難も多いと実感しています。
しかし、『ビタミンF』を読んで、30代から40代の男姓も、女性とはまた異なるストレスを感じながらも生活しているのだな、と感じました。
*
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?