#20 じゅわっとする油あげの卵とじ(きつね丼の上)
お豆腐を油であげたものがとても好きです。油あげも厚あげも、がんもどきも。最近おでんの具を打っているコーナーでは、「魚河岸あげ」というのも見たりします。いずれもお酒との相性ばっちりです。
ちなみに魚河岸揚げってすごいふわふわしてます。なぜふわふわしてるんだろう。こんなやつです。
なお、油あげまわりの呼び方について少しだけお話ししたいのです。僕は東京の東の方で生まれ育ちました。そこでは、薄いやつを「油揚げ」といって、厚くて結構豆腐感が残っているものを「厚揚げ」と呼ばれて、区別されていました。
一方、父は大阪の東の方の出身で、我々の間では呼び名の混乱がたくさんありました。おそらく、僕の「油あげ」を父は「薄あげ」とよび、「厚あげ」を「生あげ」とよんでいたと記憶しています。
【まとめ】
僕 油あげ 厚あげ
父 薄あげ 生あげ
もうそれならば、薄いのを薄あげ、厚いのを厚あげって東西呼び名を統一してしまえばいいのにって、一瞬思いましたが、やはり僕にとっての油あげを「薄揚げ」って呼べっていわれると「むむっ」ってなりますし、父もまた長年慣れ親しんだ呼び名をそうやすやすと変えないんだとおもいます。
というわけで、今日は油あげ(うすあげ)を、めんつゆで煮て卵でとじる超簡単なおつまみをつくりました。
油揚げの魅力って「じゅわっ」だとおもいます。おいしい出汁をぞんぶんに吸い込んで、かんだ時にいう「じゅわっ」感。そして、お豆腐はさりげなくオシャンティーな雰囲気なのに、油揚げにするとがっつり男のパワーランチのような、ボリュームが一挙にでてくるところも素晴らしいです。
ネギや玉ねぎいれてもいいです!
参考レシピ