【私の仕事】 忘備録(25)国際振込詐欺 3「詐欺師退治でストレス解消」
【私の仕事】 忘備録(24)国際振込詐欺 2「詐欺師からライン友達申請」からのつづきです。
◆この記事の内容:
詐欺師をからかってストレス解消したことを書いています。
ライン申請許可
さあ、ライン友達申請を詐欺師に許可したら、予想通り長い文章を送ってくる。
最初はどうでもいいようなことを必ず聞いてくる。「何か食べた?」とか。詐欺師の典型的なパターンだ。
で、その回答に対する詐欺師からのコメントはなく、また別の質問をしてくる。要は、定型パターンがあるのだ。
そして、詐欺師は米軍ということなので必ず、「英語でコミュニケーションできる?」と聞いてくる。これもよくあるパターン。相手は日本語ができると言っているのに、「英語でいいよ」とは普通の日本人は言わない。
僕は詐欺師をからかってやろうとする変な人。英語でやりとりをすることにする。詐欺師がどのくらいの英語力があるのかを見極めたかった。ネイティブなのか、アジア系か、または、米国人を装った日本人か。
とにかくどうでもいい質問が続くが、我慢してやり取りする。但し、バンバン送ってくる。僕は彼女ともこんな早いスピードではLINEしない。
詐欺師は、たった今さっき、LINEで友達になったばかりなのに、自分の悩みや心情的なことを書いてくる。普通じゃありえない。それもどんどん送ってくる。
ストレス解消
以上はほんの一部。この間に、詐欺師からは「仕事はどうだった?」とか「疲れてないかい?」とか、「僕はそばにいないけど、精神的にいつでも助ける準備があるよ」を何回もLINEで送ってくる。
なかなかマメなやつだ。こんな気遣いは男性から女性に言うべき言葉。毎日奥さんに言えば、夫婦円満だ。
まあ悪い気はしない。でも、これはよくある詐欺師の典型的なパターン。
そうだ!「仕事そうだった?」と聞いてくるので、「数日前に起こった自分のストレスをこの相手にぶちまけてやろう」と決心した。
とにかく、広告の仕事で数日前に中国人にドタキャンされたのでイライラしていた。
数行書いてはLINEして、また、書いて、LINEして。。送っている間はそれに集中するので、イライラが紛れた。しかし、自分が英語でコミュニケーションすることにしたので、だんだんとめんどくさくなってきた。
キャンセルされた不満や怒りをそのバックグラウンドから書き出すと、けっこうな長文になる。それ自体がストレスだ。
相手は日本語ができるハーフだと言ってるので、日本語で打てばいいのだが、それもなんかばからしくなって、急に気持ちがトーンダウンしてきた。
僕は気持ちが一度冷めたら、すぐには戻らない。そもそもなぜ、わざとひっかかってやろうと思ったのか。。。目的はなんだったけ?と自分でもわからなくなってきた。
【私の仕事】 忘備録(26)国際振込詐欺 4「詐欺師から現金の写真」へつづく。。。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として書いています。