HSPと質問② -相手が答えやすい、いつの間にか深い内容になっている質問術-
あいさつ
今回取り上げるテーマは
HSPと質問 その2
相手が答えやすくなる質問をするには?
深い内容に聞き出すためには?
です
この記事では、基本となる質問の種類を紹介してきた↓
しかし、この2種類の質問だけでは上手くコミュニケーションを取ることが難しいとも感じる。
以下は、
とある日、職場で人生経験の豊富な50代の人と話すことがあった。
ただの雑談がいつの間にか、ライフストーリーという深い内容に変わっていた?!
深く物事を考えるというHSPな気質があるためか、
無意識で中身のない雑談をするより根掘り葉掘り聞く、深い内容になっている。
私は中身のないような話、決まった話題がない話、話題があちこちする「で、何の話だった?」という世間話も大好き。
しかし、会話のネタ集めや区切りとしてオチをつけないといけないことを考えてしまうため、雑談は苦手なところもある。聞くにはいいが、話すには少し苦手。
HSPさんは雑談が苦手?理由と対処法5つを解説 (ココヨワチャンネルより)
そのため、
こちらから話題を作り相手にふるのではなく、
聞き役に徹すること、自分の好きな、得意な話をすることにしている。
その都度、気になったら、相手も質問で反応をしてくれるから、問題ない。雑談に〇・×はないから。
HSP気質である私が会話の中で、
相手に会話の主導権を与え、自分は聞き役になれる質問を3つ紹介。
1. 「例えば?」
何だか、内容にピンとこない時はこれを使います。
抽象的なことについて、内容がつかめていない時に質問する。
抽象的な表現の代表例で、「~的」がある。
多角的、俯瞰的、多面的、効果的など話し手の考えが入っている。
聞き手にも共通理解があるかというとそうではないことが多くある。
例えば、サプリメント。このサプリメントを飲むと、いいい効果が出る、
効果的だと言いながらも、使用前後で1%の変化が出て良くなったということがいいという人もいれば、50%UPが良くなったというような「良くなった」の指標は人それぞれ。
そのため、内容があいまいなものにはこの質問をすることで、
相手は説明をしてくれるので、聞き役になりやすい。
これまでに感じたあいまいな日本語を紹介した記事はこちら↓
⚠注意事項⚠
何もかもすべてが具体的であるということがいいとも限りません。
あいまいであることが悪いということではなく、察する、忖度することも大切だということは忘れてはいけない。あえてぼかすこと、聞き手が考えることも大事。Silence is gold.
2. 「それは○○ということですか?」
相手の話を聞くことが多いHSP。
話をする側から見ると、「この人、自分の話を理解しているのだろうか?聞いているのだろうか?」と考えることもあるかもしれない。
そこで使える質問が、相手の話を一旦要約する「つまり、それは~ということですか?」です。
この質問で、相手はしっかりと自分の話を聞いてくれているという感覚になる。難しいことは、相手の話を自分の頭でイメージすること。
伝えたいこと、言いたいことは分かるけど、「つまり、○○だよね!」という経験はありませんか?
相手の内容を要約する、アウトプットすることは高等なテクニック。
1の質問で内容がつかめていき、そこから話が進んでいく中で話題、本質をつかむためにも、この質問は大事になってくると考える。
いきなり、「なぜ?」「どうして?」と言われて答えられる人もいれば、答えられない人もいる。
まず、本人から見聞きした、体験した情報を話してもらうこと。
次に、その情報を要約し、気になったことを1つずつ掘り下げていく。
最後に、「なぜ?」「どうして?」という原因究明に進んでいく。
まるで、警察官の取り調べのようですね(笑)
⚠注意事項⚠
あくまで、この方法ですべてが上手くいくという成功法ではありません。
取り調べのように感じて、不快に思われる方もいるかもしれません。
あえて、いきなり「なぜ?」「どうしたんだ?」というオープンクエスチョンを使って、話を聞くこともテクニックの一つ。
3. 「これは~だと思う?」
2までで、聞きたい内容を聞くことができて、深く掘り下がった。
要約に加えて、確認も大事になってくる。
ここでクイズ!!
3の質問で、相手が答えやすくなっているフレーズは何でしょう?
正解は、
「~だと思う?」というぼかし表現。
次の生き物を見てパッと目に入ったものは何ですか?
この画像を見て、
「これはカメですか?」というより
「これはカメだと思いますか?」というと、
「いや、カメにしては甲羅に特徴がある。そもそも、大きい。
するどいあごはカメにはない。」などYes・Noの他にその人が感じたことをたくさん言ってくれます。
思うこと、感じたことは何を言っても構わない。その人が持つ感性だから。人に誤解を与えないようにすることが大切。
最後に
読んでいただき、ありがとうございました。
話し役になるというより聞き役に徹しやすいHSP。
本日はHSP中程度である私が、日常生活の中で実践している3つの質問を紹介させていただきました。
コミュニケーションは大切だと言われていますが、コミュニケーション能力を鍛えるためにはやっぱり人と話すことが一番。
コミュ障という言葉がありますが、何かに興味や関心を持てば、いつの間にか、話ができるようになっていきます。
人見知りの部分があって、見ず知らずの人と話すことには勇気がいります。
気になったことが聞こうにも、初対面だから、そんなに関係を築けていないから、相手を傷つけるのではないか?などと理由を考えて、聞けないこともしばしば。
これが大人になる、大人のコミュケーションだと感じる。
準備していても言いたいことが言えず、
家に帰ると、「せっかく準備したのに、どうして聞けなかったのだろう?」と1人反省会。
大人になる上で多くの我慢がありますが、
溜め込まないように、これからも人と話すことや、noteの投稿を通して、
上手にガス抜きしていきます!!
今日もいい日になりますように✨
参考文献 人を動かす聞く力&質問力 (松本幸夫より)
以上
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