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足し算の写真があってもいいじゃない?

せっかくnoteを登録してますので、日記感覚でまた更新しようと思います。

今回は私の写真に対する意識について。どういう方向性で写真を撮ってるのか?つまりコンセプトのことですが、そのことを記事にしたいと思います。

写真の基本は引き算と言われています。つまりメインを際立たせる為に余分な情報は削って、シンプルで伝わりやすい構図を目指す考え方です。

私はSNSには日々「妄想喫茶のワンシーン」というコンセプトで配信しています。具体的には魔法使いの書斎、RPGのアイテム屋などのイメージ(アンティークな物で溢れた感じ)で雑貨を集め部屋を作り、その一角を使って撮影しています。

つまり引き算より、足し算の考え方で写真を撮っています。

SNSへの投稿写真

なぜ物で溢れている感じにしたのか?

パッと見た感じ楽しいからです。

というと身も蓋もないのですが(笑)
楽しいと感じる部分もあるかもだけど、自分の中では明確な戦略でもあります。

私が写真をやり始めた当初、XやInstagramといったSNSで掲載されている多くの写真はどれも、、、

素晴らしく美しい、引き算の美学で構成された写真で溢れていました。

とてもシンプルで見やすく、何を伝えたいのか明瞭に分かる写真が多かったです。私自身それらの写真を見て感銘を受けましたし、そういう写真を目指していました。

ただ、SNSにはそれこそ星の数ほど写真が掲載されており、自分が同じことをしても埋もれるだけだと思ったんです。

何か独自の方向で作品を作りたい!ということで、現在の足し算の方向性で撮影することを思いつきました。

ただしルールはある

いくら独自色の足し算といっても何でもかんでも足すわけでなく、自分の中でルールは設けています。

①雑貨類は統一感を出す

具体的には茶系の雑貨アイテムとオレンジ(暖色系)の間接照明で統一するようにしています。なぜなら茶色とオレンジがカフェ色と言われる組み合わせだからです。

雑貨アイテムもRPGゲームに出てきそうなものや、19世紀のスチームパンク風の物を買うようにして、自分の世界観に合わせる物で揃えています。

②F値開放気味に撮る

↑の写真は同じアングルで同じ被写体を写しています。左がF8で撮影、右がF1.4(開放)で撮影しています。

左はくっきりと全体を写していますが物で溢れてごちゃっとした印象、対して右のF1.4で撮影した写真は被写体にはピントが合いつつも周辺はボケています。

この方法だと被写体に目がいきつつ、周辺の雑貨の存在感も程よく感じ、世界観を感じてもらいやすいと思います。あと開放で撮るとミニチュア感が出て、そこも魔法使いっぽく感じる要因になるかなと。


他にも色々とありますが、足し算の写真を撮る上で特にこの2点をマイルールとして意識して撮影しています。

今後も足し算でいく?

実は最近引っ越しをしまして、現在部屋を構築中です(これはまた別記事でまとめたい)。上の写真の部屋は4畳半で、もう一つ6畳の部屋を自由に撮影スペースとして使えます。

今後の方向性としてはせっかく2つの部屋があるので、

「足し算も引き算もできる撮影環境を構築していきたい」

ということ。まあ欲張りですね(笑)

商品撮影のような、被写体のみで照明をしっかり点けてシンプル構図の撮影もしていきたいし、以前の家で撮影していたような異世界チックな雰囲気でも撮影していきたい。

情報量の多い写真は、写真が次々とタイムライン上に表示されるSNSではインパクトがあるものの、例えば「写真集のような企画」ではそういう写真だと疲れも出てくるかなと(写真集を出すのは叶えたい夢の一つ)。

SNS投稿でも、今日は情報量多め写真、明日は引き算の少なめ写真とメリハリある投稿も楽しいかなと。


以上、今までこんな考えで撮影していた、そしてこれからはこうしていきたいという記事でした。

最後までお読みいただきありがとうござました!


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