![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79675489/rectangle_large_type_2_0a8401b528cd82ebe9e85913837e3725.jpeg?width=1200)
ふたりパパに聞いた「かぞくのかたち」~絵本「かぞくです」企画対談②~
多様な家族がいることを伝えたい!
その想いをキッカケに仲間と共に絵本「かぞくです」を制作しています。
今月から「いろいろな家族を紹介していこう!」をテーマにトークライブを定期的に開催し始めました。
第二回目は、アメリカで同性パートナーと結婚し、現在は二人の子どもを迎え育児中のふたりパパの「カズさん」からお話を伺いました。
※初回はこちら。ふたりママ「まどぅー」の記事も是非読んでみてください。
【スピーカープロフィール】
カズさん
2017年にネバダ州にて同性婚をし、現在カルフォルニアに在住。ご縁に恵まれ2021年の3月から生後間もない赤ちゃんを里子に迎え、ふたりパパとして育児中。絵本「かぞくです」のモデル出演。
Instagram@gohankun_bui
【インタビュアー プロフィール】
なるジェニ
女性同士のカップル なるみとジェニー。YouTubeチャンネル"Girls Right TV"を運営。パートナーシップ宣誓後、結婚式をLIVE配信。日本での 同性婚の実現に向けて少しでも発信したいふたり。多様性は子どもたちから始まると考え、絵本の作成を決意。
Instagram@narumi_jenny
質問①パートナーのジョンさんとの出会いは?
私は駐在員としてカナダ・バンクーバーに、ジョンはアメリカ・ロサンゼルスにいた時に、オンラインで出会いました。
そこからは遠距離恋愛。
3か月くらいオンラインでやり取りしていた後に、偶然、会社からロサンゼルスへの異動を告げられたんです!会社の人にはジョンの存在を話していなかったのですが、これもご縁かなと思ってロサンゼルス行きをを決めました。
(運命のようにロサンゼルスに降り立ったカズさん♡)
質問②ジョンさんと結婚しようと思ったきっかけは?
バンクーバーとロサンゼルスで3か月間メールやチャットで遠距離恋愛していたのがとても良かったと思ってて。
遠距離っていうこともあって、そばにいたら言えないような、「本当に自分がしたいこと」「望んでること」が本音で伝えられました。
その一つとして「将来いつか結婚したい」と思っていることも伝えたんです。
結婚は叶えたい夢の一つでした!
ジョンも「将来結婚したい」と言ってくれていたので、価値観が合うと思っていました。
プロポーズは付き合って半年後に、結婚したのは丸一年経ったころ。
スピード婚だったので正直不安でした。
だけどそんな不安を吹き飛ばしてくれた、「この人は運命の人だ」と思うきっかけとなったエピソードがあって!
それは亡くなったジョンの両親の墓参りデートした時のこと。
ジョンのお母さんの誕生日が自分の誕生日と全く同じだったんです。
また、私がロサンゼルス空港に降り立ったその瞬間にお母さんが息を引き取っていたことを知りました。
私がアメリカ生活を始めた日と、お母さんが天国に旅立った日が同じだったことから、お墓の前で「きっとお母さんがジョンに合わせてくれたんだ」と思って結婚への不安がなくなりました。
(運命がいくつも重なって結婚という大きな決断をしたカズさん。)
質問③子どもを迎えようと思ったきっかけは?
「父親になりたい」
というのも結婚と同じく将来叶えたい夢の一つでした。
男性同士だから子どもはできないと思う方もいるかもしれないけど、男性だからできないとなるのは嫌だし、絶対将来子どもを持ちたいと思っていて。
ただ最初の頃、ジョンは「二人だけで十分幸せだから」と言っていました。
なので、いつか子どもは欲しいことをジョンに伝えながら、どんな方法で子どもを持てるのか自分で調べました。
そんな時に見つけたのがみっつんさんの記事やYouTube(ふたりぱぱ)。
こういうかたちでお父さんになる方もいらっしゃるんだと知ったのをきっかけにもっと調べて、選択肢となり得る様々な情報をジョンに渡したんです。
最終的に子どもを迎えるか・迎えないかの判断はジョンにゆだねました。
それから1年くらいは子どもの話は全くせず二人で旅行を楽しみ、その後、ジョンから「子どもを迎える準備をしよう」と返してもらえました。
質問④子育てで一番大変だったことはなんですか?
(現在1歳3か月と7か月の2人のお子さんを子育て中のカズさん。)
子育てで大変だと思ったことは正直あまりないんです。
強いて言うならば、私は単身一人でアメリカに来て親族もいないし、ジョンも両親をなくしていて頼れる家族が傍にいなかったことが精神的にしんどかったかなぁと思います。
あと仕事と両立しながらの育児はしんどかったかな!睡魔との闘い(笑)
でも他は何をしててもとにかくハッピーで、全てが愛おしくて、本当に幸せな時間です。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
絵本「かぞくです」は実際に暮らしている家族をモデルに描いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1653921379588-MbOF7BcKqp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1653921329519-WlDRuucrEB.jpg?width=1200)
6月下旬からは、絵本「かぞくです」の出版に向けてクラウドファンディングをする予定です。
情報は下記のSNSでも更新していきますので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
【絵本「かぞくです」アカウントまとめ】
Twitter@ehon_kazokudesu
Instagram@kazokudesu_ehon
Facebook「絵本「かぞくです」制作プロジェクト」ページ