Kazuhi Komaki

週末ラテン音楽ピアニスト、通称かずまっきー。ジャズを中心とする音楽理論のうち、音の高さに関することに特化した記事をnoteマガジンにまとめていきます。Twitterでは好きなこと呟いてます。※本名ではありません

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マガジン

  • かずまき音楽理論夜話

    「音の高さ」にまつわる音楽理論について、私なりの組み立てで纏めていきます。広義のポピュラー音楽に携わる方が対象ですが、クラシック出身の方にも分かりやすくなるよう努めます。また、必要以上に複雑な内容とならないように気を付けます。記事一覧はこちら:https://note.com/kazmaki_416/n/n3d73e79bb816 #音楽理論

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かずまき音楽理論夜話:マガジン記事一覧

※このマガジンは書きかけです。また、この一覧の順番通り執筆していくとは限りません。未執筆部分の内容は大きく変更になる可能性もあります。 0. はじめに:音楽理論とは1. 序論:音そのものおよび音律についての知識1. 序論:音そのものおよび音律についての知識(前半) 1.0 「音」って何? 1.1 音の高さとは、オクターブとは 1.2 オクターブの中身を改めて分割してみよう 1.3 ピタゴラスの実験 1. 序論:音そのものおよび音律についての知識(後半) 1.4. 十二平均律

    • スケール | 均 | 三全音 C lyd | 1# | F#-C C ion | 0 | F-B C mxlyd | 1b | E-Bb C dor | 2b | Eb-A C aeo | 3b | D-Ab C phr | 4b | Db-G C loc | 5b | C-Gb

      • 【番外編】手書きで楽譜を書く

        譜面作成ソフトが普及してきたとはいえ、ミュージシャンの皆様は、まだまだ手書きで譜面を書いたり、手書き譜面を読んだりする機会が多いのではないでしょうか。 楽譜を書く専門の人には写譜ペンという道具もありますが、そこまでしなくても……という方も多いと思います(かくいう私も写譜ペンは持っていません)。 ここでは、音楽理論の話から少し離れて、私が手書き譜面を書くときに心がけていることなどを「番外編」としてご紹介したいと思います。 道具について私はふだん、基本的に以下の道具だけで譜

        • https://twitter.com/kazmaki_416/status/1493246202988560385?t=56jkgsY4Wj8T6mNL1RvmAw&s=19 移動ドについてのミニ動画作ってみました。今度、ちゃんと解説つけて、YouTubeにアップし直そうかな。

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        かずまき音楽理論夜話:マガジン記事一覧

        • スケール | 均 | 三全音 C lyd | 1# | F#-C C ion | 0 | F-B C mxlyd | 1b | E-Bb C dor | 2b | Eb-A C aeo | 3b | D-Ab C phr | 4b | Db-G C loc | 5b | C-Gb

        • 【番外編】手書きで楽譜を書く

        • https://twitter.com/kazmaki_416/status/1493246202988560385?t=56jkgsY4Wj8T6mNL1RvmAw&s=19 移動ドについてのミニ動画作ってみました。今度、ちゃんと解説つけて、YouTubeにアップし直そうかな。

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        • かずまき音楽理論夜話
          18本

        記事

          2.5 調号と「均」

          2.1節において、変化記号(シャープ・フラット等)について説明する際、少し調号 (英: key signature)についても触れました。また、前節までで基礎的な全音階の知識について説明してきました。このタイミングで、この節では、改めて「調号とは何か」ということについて、少し遠回りになりますが、順を追って掘り下げていきたいと思います。その際、あまり一般的に有名ではないのですが、「均」という概念を導入します。 2.5.1 再び、完全5度を6回積み上げる(ただし、今度はF以外の

          2.5 調号と「均」

          https://note.com/kazmaki_416/n/n46a17b195443 参考文献一覧に東川清一『音楽理論入門』を追加しました。オススメの本です。

          https://note.com/kazmaki_416/n/n46a17b195443 参考文献一覧に東川清一『音楽理論入門』を追加しました。オススメの本です。

          https://note.com/kazmaki_416/n/nae1461322938 2.4節(イ短調・ハ短調の話)の譜例の大部分を、鍵盤付きのもので置き換え、文章や譜例の記号を整理しました。ハ長調の復習にもなります。ぜひご覧ください!

          https://note.com/kazmaki_416/n/nae1461322938 2.4節(イ短調・ハ短調の話)の譜例の大部分を、鍵盤付きのもので置き換え、文章や譜例の記号を整理しました。ハ長調の復習にもなります。ぜひご覧ください!

          巻末資料:音名一覧表

          本マガジンの巻末資料として、音名一覧表をPDFおよびExcel形式でご用意いたしました。 音名についての概論音名に関する基礎的な知識について、必要に応じてこのマガジンの2.1節もご覧ください。 1オクターブの中に鍵盤は12個しかありませんが、音名は幹音7つ(いわゆる白鍵のドレミファソラシ)に加え、そのそれぞれに対する派生音が4種(シャープ、フラット、ダブルシャープ、ダブルフラット)ありますので、合計35個になります。 この音名一覧表は、この35個の音名を、英語式、日本式

          巻末資料:音名一覧表

          2.4 イ短調およびハ短調の音階と和音

          前節(2.3節)では、全音階の成立、およびハ長調の音階と和音について見てきました。この節では短調について取り上げます。短調の中でも特に基本となる(と私が考えている)2つの調、イ短調とハ短調を詳しく見ていきましょう。 2.4.1 原初的な全音階からイ短調の音階(イ調 自然短音階)を導き出す前節で見たとおり、ファから完全5度を6回積んで音を隙間なく敷き詰めると、……ファソラシドレミ……という上下に無限に続く音階(私の言う原初的な全音階)が得られます。譜例を再掲します。 前節で

          2.4 イ短調およびハ短調の音階と和音

          2.3 全音階の成立、ハ長調の音階と和音

          2.1節、2.2節ではそれぞれ、1つの音の絶対的な高さに対する名称である「音名」および、2つの音の高さの相対的な差に対する名称である「音程」について見て来ました。この2.3節からは、音階(スケール、scale)について掘り下げて考えていきましょう。なお、音階と和音は密接な関係にありますので、音階について説明していく中で、和音についても適宜触れていきます。 さて、音階は、読んで字のごとく、音の「階段」に喩えられます。ある音からその1オクターブ上までの音に向かって、段々に上がっ

          2.3 全音階の成立、ハ長調の音階と和音

          https://note.com/kazmaki_416/n/nf2df5934e495 noteに数式が使えるようになったので、このあたりの記事を更新してみました。内容は同じです。

          https://note.com/kazmaki_416/n/nf2df5934e495 noteに数式が使えるようになったので、このあたりの記事を更新してみました。内容は同じです。

          3.3 その他のコードの種類と表記法

          「その他のコード」とは、ここでは3.1節で学んだ三和音でも、3.2節で学んだ四和音でもないコードを指しています。その種類と、表記法について見ていきましょう。 3.3.1 ちょっと待って! 「その他のコード」と思うその前に次の各コードをご覧ください。 これらのコードは、これまでに学んだ三和音でも四和音でもない――と、思いましたか? そう思ったあなたは、コードの「転回」という感覚がまだ体に染みついていません。というのも、これらは全て、すでに学んだコードの転回形だからです。a

          3.3 その他のコードの種類と表記法

          3.2 四和音の種類とコード表記法(後半)

          この記事は3.2節の前半からの続きです。 3.2.5 マイナーメジャーセブンスさあ、四和音の後半戦、いきなりヤヤコシイ名前が出てきました。マイナーで、しかもメジャー? これはマイナートライアドに、ルートから長7度 (major 7th)上の音を付加してできる四和音です。 読み方としては「Cマイナーメジャーセブンス」のようになりますが、「Cマイナー(のトライアドに)メジャーセブンス(を足したもの)」のように、()内を補って解釈すると分かりやすいと思います。最初の「マイナー

          3.2 四和音の種類とコード表記法(後半)

          3.2 四和音の種類とコード表記法(前半)

          3.2.1 四和音についての概論:7通りの四和音四和音(よんわおん、しわおん、どちらの読み方もされています)とは、異なる4つの音を同時に鳴らしてできる和音のことです。ちなみに、英語では tetrad (テトラッド)と言いますが、あまり日本では流通していない言い方のようです。 基本的には、「ルート」「ルートの3度上」「ルートの5度上」「ルートの7度上」の4音を鳴らした和音を指します。この4つ目の音を第7音と呼びます(やはり、ルートからの度数に着目した名称です)。これにちなみ、

          3.2 四和音の種類とコード表記法(前半)

          3.1 三和音(トライアド)の種類とコード表記法

          この節では早速、数あるコードの中でも最も基本となる、三和音のコード表記法について見ていきます。 3.1.1 三和音についての概論本論に入る前に、概論として、まず以下の用語を押さえておきましょう。 「三和音」とは、3つの異なる音を同時に鳴らしてできる和音のことです。英語でトライアド triad とも言います。基本的には、「ルート」「ルートの3度上」「ルートの5度上」の3音を鳴らした和音を指します。いわゆる「ドミソ」の和音がその典型例です。 「ルート」(根音)とは、あるコー

          3.1 三和音(トライアド)の種類とコード表記法

          3.0 スケールとコードの関係

          2020年2月12日現在、2章3節以降が未執筆ですが、先に第3章を書き始めます。第3章は「コードに関する基礎知識」です。この章では主に、いわゆるコードネームの知識を扱います。 まず、この3.0節では、準備運動として、スケール(scale、音階)とコード(chord、和音)の関係について簡単に見ておきます。 3.0.1 スケールとコードの歴史的な関係少しおさらいも入りますが、まずは、スケールとコードの歴史的な関係を簡単に振り返っておきましょう。そもそも、スケールとコード、歴

          3.0 スケールとコードの関係