「ハート・オブ・ストーン」を見た(ネタバレあり)
Netflixのオリジナル映画、ハート・オブ・ストーンを見たのでレビューしていく。
あらすじなど
これは、ワンダーウーマンなどで主演している、ガル・ガドット主演のアクション映画である。「ハート」と呼ばれるどんな機器でも制御できてしまうデバイスを使い、世界中の悪と闘う無国籍のスパイ組織「チャーター」に所属するエージェント、レイチェル・ストーンがMI6のIT技術者として、イタリアのアルペンで開催されているパーティーに潜入し、武器商人・マルバニーを確保する作戦に参加する。
しかし、その作戦は天才ハッカーのケヤ・ダワンに通信妨害され、最終的にはマルバニーは毒殺されてしまう。
その作戦後、チャーターはケヤ・ダワンの確保に乗り出すが、ストーンのチームは、大きな危機に直面する。
ガル・ガドットが強い
良くも悪くも、ガル・ガドットが主役の映画なので、序盤から中盤、終盤まで彼女がひたすら強く戦っていくことになる。
当然、途中で様々な危機に直面していくのだが、すでにワンダーウーマンとしてのイメージが固着してしまっているためか、いい意味でも悪い意味でも作品全般に安心感が半端ない。
これは、彼女自身が178cm(wikiによると)あるということで、格闘シーンもかなり迫力がある。
話の展開が気になった
この映画は、前述の通り「チャーター」という組織が「ハート」と呼ばれるデバイスを使い世界の秩序を守っているという設定で、その「ハート」という万能のデバイスがキーになるのだが、
もう少しこの「ハート」についての万能さと「チャーター」という組織の凄さについて時間をとって表現した方が良かったと思う。
ストーリーのテンポを重視した展開だったと思うが、チャーターとストーンの危機にさらっと流れていってしまった感じがあった。
また、敵の存在についても今一つピンとこなかった。確かに天才ハッカーの存在は必須だと思うし、裏切りの理由も捻りがないながらもある程度理解ができるところだが、もう少し大きな存在(悪の組織的な)があっても良かったのではないだろうか。
アクションは爽快
この映画のいいところは、正統派のアクションが終始展開されるところだろう。絶対に倒れることはない安心感のある、ガル・ガドットが恵まれた体躯を活かして悪人をバンバン倒していくところを、あまり細かいところを気にしないで楽しんていく映画だと感じた。
ただ、アクション映画はやることはやり尽くした状況で、さらに新しいアクションが求められるジャンルなので、そういう意味では非常に優等生のアクションにとどまってしまったところは惜しい。