【映画レビュー】関ヶ原
本日も読んでいただきありがとうございます!
そして初めての方、通りすがりの方、遊びに来ていただいてありがとうございます‼️
Netflixで「関ヶ原」を見たのでレビューしていきます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいってみましょう!
どんな映画?
豊臣秀吉に見出された石田三成の視点に立って、関ヶ原に至るまでを描いた司馬遼太郎さんの同盟小説を原作にした映画です。
誰が出ているの?
監督と脚本は原田眞人さんが担当されています。
本作の主人公で豊臣家五奉行である石田三成役には岡田准一さん。
本作のもう一人の主人公であるる、豊臣家五大老筆頭徳川家康役は役所広司さんが担当されています。石田三成陣営の間者初芽役に有村架純さん。
石田三成の右腕でで腹心である島左近役に平岳大さん、豊臣秀吉役に滝藤賢一さん。小早川秀秋役に東出昌大さんとなっています。
とんでもなくやり手な家康
この石田三成は、映画の序盤かやることなすこと徳川家康を上回ることができないまま、関ヶ原に突入していってしまうところが、何をやってもなかなかうまくいかない自分に同期してしまって、みていて終始胸が苦しくなりました。
豊臣秀吉に見出されて、彼の期待に応えようとしてある意味まっすぐな道を進んできた石田三成なのですが、最終的には百戦錬磨の徳川家康に翻弄され続けてしまったわけですね。
戦国時代とはいっても世代がって、徳川家康、豊臣秀吉などは戦国初期から何度も死戦を潜り抜けてきた戦国第一世代といってもいい人たちです。
その点、福島正則、加藤清正、石田三成は、同じように戦ってきたとはいえ、世代がもっと若い人たちです。
それだけ世代が違うと、徳川家康の手のひらで踊らされてしまうのも、やむを得なかったのかもしれません。
この映画では、その辺りのどうやっても越えられない経験の差のようなものを背景に描いていたように感じました。
戦争から平時へと時代が切り替わろうとする、難しい時期だったので、最終的に戦争に持ち込まないような方法があったのであれば、もしかすると石田三成にも勝ち筋があったのかもしれません。
なんといっても、徳川家康役の役所広司さんは、外観は少し私の思っている徳川家康とは違いましたが、徳川家康らしい硬軟併せ持つ老獪な部分をベテラン俳優らしい巧さで表現んされていました。
豊臣秀吉も
また、出番は少なかったですが、滝藤賢一さんの豊臣秀吉も非常にイメージに近かくてとても良かったと思いました。
戦国時代のドラマや映画を作るときに、ポイントとなるのは豊臣秀吉だと思っています。今までも数多くの役者さんが担当されてきましたが、今回の滝藤賢一さんもとても良い豊臣秀吉でした。
あとは、初芽役の有村架純さんの忍びの役もぴったりでした。思うに、時代劇の中で架空のキャラクターを演じるのは、その時代の手がかりがないため非常に難しいと思うのですが、この初芽という役をうまく演じられていたと思いました。
アクションシーンも、違和感なく見ることができました。
個人的には、もう少し彼女のシーンがあっても良かったと思いましたし、もっと石田三成とのやりとりもあったら良かったと思いました。
まとめ
原作の小説を読んだことはありませんが、小説の全体をなぞって描こうとしたためか、多少表面的になってしまい、詰め込み過ぎたような印象を受けました。
もう少し、一部のエピソードを省きつつ、石田三成の人物を掘り下げた方が見ている人たちも感情移入ができたように感じました。
今回は以上になります!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
それでまた次回、お会いできると嬉しいです‼️