秋のJAZZの名曲を海野雅威さんセレクトで楽しむ
秋のJAZZの名曲と言えばAutumn In New York(オータム・イン・ニューヨーク)そしてAutumn Leaves(オータム・リーブス)
オータムリーブスはシャンソンの名曲ですが、多くのジャズメンに演奏される曲です。
今回のJAZZ JACK、JR九州ステーションホテル小倉の秋のジャズの名盤セレクトにもこの2曲を海野雅威さんセレクトで様々なバージョンで楽しめます。
オータム・イン・ニューヨークはビリーホリデイのバージョンで聴きましたが彼女の声の魅力は唯一無二だと思います。
声を張ることなく囁くようにそれでいてストーリーが感情に訴えかけるような。
女性ヴォーカルなら皆こうありたいと、特にJazz ヴォーカルなら尚更と感じさせてくれるようなヴォーカルです。
そしてこの曲を支えるピアノはオスカーピーターソンでヴォーカルを聴かせながら主張しないようにそれでも美しくて楽しく聴かせてくれます。
私がこの業界で仕事をして初めて仕事を教えてもらった寺本幸司さんがプロデュースをした「浅川マキ」さんが和製ビリーホリデイと呼ばれていましたがビリーホリデイに何かを感じられたのであれば是非とも「浅川マキ」も聴いて欲しいと思います。
バド・パウエルの「オータム・イン・ニューヨーク」も今回、海野さんがセレクトしてくれています。
モダンジャズでのオータム・イン・ニューヨークをピアノの旋律で楽しめます。
そしてオータムリーブスは今回、2つのバージョンが聴けます。
1つはキャノンボールアダレイのアルバム「Somethin'Else」に収録されているオータムリーブス。
キャノンボールアダレイのサックスとそれを支える豪華な演奏陣が抜群にカッコいい。
キャノンボール・アダレイのアルトサックスとマイルスデイヴィスのトランペットの競演がとても魅力的です。
管楽器を聴くと夜に一気に連れて行ってくれるのもこの楽器の魅力かもしれません。
もう1つはアーマッド・ジャマルの「オータムリーブス」です。
ギターをパーカッションのようにする音の面白さとアーマッド・ジャマルの往年のピアニストとまた違う独特のタッチと奏法は必聴です。
アーマッド・ジャマルというピアニストは私も今回初めて聴きましたが一気に好きになりました。
JAZZの名盤そして新たなピアニストやジャズマンと出会えるのがこのJAZZ JACKの企画の魅力です。
是非、海野雅威さんのセレクトするレコードが楽しめるJR九州ステーションホテル小倉の宿泊者専用ラウンジ「De La Gare」をご利用ください。
JAZZは新しい感性を開いてくれるかもしれません。