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cheka
2020年9月3日 13:29
「今日、雨降るんだ?」「降るらしいで。おかんが言うてた。」「おかんの言う事聞いて、傘持ってきたん?」「そうや。鬱陶しいねんけどな、おかん可愛いわ。俺、おかん好きやわ。」こんなに素直に自分の母親のことを好きとか可愛いとか言っちゃうんだ…と微笑ましく思ったのを覚えている。大学の頃の友達だ。「母さんのキャベツの千切りは神がかってるんや。」そう言ったのは、当時お付き合いしていた彼だった。キャ
2017年8月21日 17:53
自分で自分の親のことを言うのも小恥ずかしいけれど、母は美しい人だ。今はもう小さく弱々しくなってしまったけれど、それでも美しい。物心ついた時からずっと「ママ」と呼んでいたが、二十歳になる頃、何となく下の名前で呼んでみた。すると、「ずっとそれがいいわ」と言うので、それからは下の名前で呼ぶようになった。母という大きな存在が、友達のような関係になって、母は母である前に一人の女の人であることにも気づ