かぼちゃとあずきのいとこ粥のレシピ( 風邪予防、疲労回復、むくみの解消に )
いとこ粥をさらにパワーアップ!分量・手順を工夫してリニューアルしました。ぜひ以下の記事をご覧ください。
(2021年12月22日追記)
◇ ◇ ◇
冬至といえばかぼちゃ!冬至のかぼちゃ料理といえば「いとこ煮」!
かぼちゃとあずきを甘く煮た、小さな子から大人まで大好きなお味。そんないとこ煮の組み合わせをおかゆでたのしむ「いとこ粥」を作りました。
とろとろ・甘い・あったかい……この3つがそろったら、おいしいに決まっています!そうなんです、めちゃウマなのです……。
風邪予防に効果的なかぼちゃ。そして、解毒作用のある小豆(あずき)。
香りも甘みもふんわりやわらかくて、じんわりじんわり温まります。
ほんのちょこっとのお醤油を入れることで、コクのある、飽きない甘さに仕上がりました。じんわりじんわり温まる、絶品冬至粥です。
いとこ煮の材料をもう揃えていたら、いっそ今夜はいとこ粥にしちゃいませんか?お米をプラスするだけで、献立のメインになりますよ◎
からだぽかぽか冬至粥「かぼちゃとあずきのいとこ粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・1/2合
▶︎ 水 ・・・700ml
▶︎ ゆで小豆(無糖)* ・・・50g
▶︎ かぼちゃ ・・・100g
▶︎ 醤油 ・・・小さじ1/3
▶︎ 塩 ・・・小さじ1/3
▶︎ お砂糖 ・・・大さじ1〜2
*あずきはお砂糖を使っていない、無糖のものが断然おすすめです。詳しくは記事の後半、「あんこや、お砂糖入りのゆであずきでも代用できる?」の項をご覧ください。
【 レシピ 】
①厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。
②フタをせずに、鍋を中火にかける。かぼちゃを一口大に切る。
③お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。弱火に30分かける。
タイマーが残り15分になったら、あずきとかぼちゃを鍋に入れる。
④塩とお醤油、お砂糖で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして10分蒸らす。器に盛りつけたら、完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①準備
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水700mlを入れます。
お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。
②中火
用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。
鍋の温度が上がるのを待つ間に、具材の下ごしらえをします。
かぼちゃを一口大に切っておきます。
今回使用したかぼちゃはワタを除いた状態で100gです。一口大にカットした時におわん1杯分くらいが目安です。
かぼちゃの皮にはベータカロテンがたっぷり含まれています。煮崩れしにくくなるというメリットもあるので、皮付きで調理することをおすすめします。
③弱火
表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます。
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。
吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます。
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。
タイマーが残り15分になったら、あずきとかぼちゃをお鍋に入れます。
煮崩れたとろとろの状態がお好みであれば、弱火で煮込む30分間、まるまる加熱すると良いです。あずきの粒感、かぼちゃのホクホクさもたのしみたい場合は、加熱時間は15分ほどが良いと思います◎
④仕上
30分弱火にかけたら、アクをすくい取り、お塩(小さじ1/3)・お醤油(小さじ1/3)・お砂糖(大さじ1〜2)を入れます。全体を混ぜて、火を止めます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。お砂糖の量は、かぼちゃやあずきの甘みに合わせて調節してください。おすすめは三温糖・黒糖などの茶色いお砂糖です。やさしいコクがでます。
さらに10分間、フタをして蒸らします。
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、器に盛りつけて完成です!
わ〜お!ふわ〜んと甘い香り…!お部屋中に幸せな香りがたちこめます。
弱火でコトコト煮込むので、素材の甘みがぐ〜っと引き立ちます!
このホクホク感のあるかぼちゃ!最高です。
あずきのお豆の味がしっかり出ているのもおいしさの秘訣ですね。
「よし、これで元気に過ごせそう!」
そんな気持ちになれるおかゆでした。一陽来復!
あんこや、お砂糖入りのゆであずきでも代用できる?
今回のレシピでは無糖のゆであずきを使用しました。固いあずき豆をコトコトと炊いたものです。ふつうのお鍋で煮ると、だいたい1時間ほどかかります。
でも、最後に味を整える時に砂糖を入れるなら、砂糖入りのあずきでもいいのでは?と思うかもしれません。
コンビニでも手に入るふつうのあずき缶は、ほとんどが砂糖入りですからね。
でも、「甘さひかえめ」と書いてあるものでも、かなり甘い…!ぜんざいやおしるこであればこの甘みが美味なのですが、おかゆにするとちょっと甘すぎだと思われます。
無糖のあずきにはちゃんとお豆の味があり、デザートとごはんの差を生むといいますか……違いはかなり大きいです。
ベースのおかゆに甘みがあるのと、具材に甘みがあるのは、味付けの加減も変わってきます。(たぶんお砂糖入りのあずきで作る場合は、各調味料を倍入れないと味が整わないと思います)
そんなわけで、今回のレシピで作る場合はやはりお砂糖なしのあずき推し、です。
そんなこと言っても、小豆を炊くのは面倒すぎるよ〜…という方におすすめなのが、パウチの無糖ゆで小豆!
冬至や、小豆粥を食べる1月15日前後には、パウチのゆで小豆がスーパーにも並びます。
これがめちゃめちゃ便利!
この無糖のゆであずきさえ手に入れば、あずきを使ったお料理は全部簡単です。
お家のいつものお砂糖を使って好みの甘さのぜんざいを作れたり、おかゆや炊き込みごはんも気軽にできます。
ラクに、おいしく、たのしんでいただけるとうれしいです。
冬至といえば柚子も◎
柚子と大根を使った「柚子大根粥」もおすすめです。
無病息災を願いながら……みなさんがおいしく、元気に、冬をたのしめますように。
今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!