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【参加型本づくり】ジャズライブに行ってみたい人向けの勝手にガイド④どうやって公演を探す?

※本記事シリーズ、素人ジャズファンによる「ジャズクラブに行ってみたい人向けの勝手にガイド」は「オープンイノベーション」(参加型)によるKindle出版を計画しています。

皆様からのコメントや、こういうことを書いてほしいというご要望をいつでもお待ちしています(詳細は下記リンクより)

さて、公演情報の見方がわかったところで、どうやって行きたいライブを探す?ということについて。これにはいろんな入り口があると思いますが、ひとまず私がこの2年どうしていたか、ということから書いてみたいと思います(ぜひ皆さんはどうされているのか聞いてみたいです!)


私は推しが「入り口」になってくれました

私の場合は、ジャズライブに行く=ほぼ推し活なので、推しであるギタリスト・井上銘さんのスケジュールを毎月チェックして、彼がリーダーのステージや観たい共演者さんとのステージを中心に、会場や日程なども考えて選んでいます。

井上さんは日々いろんな場所で、いろんな共演者さんとステージに出演されています。あるときは大きなホールで超絶技巧揃いのバンドメンバーと迫力ある音楽を、あるときは素敵なライブレストランでピアニストさんと二人でしっとりと、あるときは老舗のジャズバーでいかにもジャズらしいカルテット(四重奏)を、などなど。

同じ演奏者でも日によって、または一緒に演る人によって、こんなに違う世界を見せてくれるんだ!と思うほど。これはご本人が幅広く活躍されていることに加え、やはりジャズならではという気がします。

また、同じ共演者さんとでも、行く度に曲のアレンジが違ったり、構成が違ったりして、これもまたその日限りのステージが展開されています。(ツアーで全国を回るときなども、メンバーみんなで回っているうちに熟成していって変化していくそうです)

ジャズは元々即興性が高い音楽でもあるので、このあたりの良い意味での「予想つかなさ」が面白く、何回行っても新鮮で飽きないところです。

お気に入りのミュージシャンや、気になるミュージシャンがいらっしゃる場合は、皆さんHPやSNSでスケジュールを公開されていますので、まずはぜひそちらを覗いてみてください。

推しをを追いかけて好きなミュージシャンが増えた

そうこうしているうちに、今まで知らなかった、たくさんの素敵なミュージシャンの皆さんに出会えたことも嬉しいことです。2年ほど月に1〜2回ライブに通い続けて、おそらく観た共演者は数十人にもなります。その中から、新しく応援するようになった方もたくさんいます。

例えば、ピアニストの魚返明未さん。井上さんとはアルバムを出すなど長く一緒に活動されているそうで、定期的にデュオライブがあります。

二人の音がまるでひとつの楽器のように溶け合い、その美しいことと言ったら!そして、気心が知れているのであろうお二人ならではの、お互いを思いやりながら、相手の新しい表現を引き出そうとする温かな雰囲気も好きです。今ではすっかりこのデュオの、そして魚返さんのファンにもなりました。

そのほかにも、私は井上さんと同世代の若手の方たちが特に好きで、曽根麻央さん(ピアノ/トランペット)、宮地遼さん(ベース)、竹村一哲さん(ドラム)、小田桐和寛さん(ドラム)・・・などなど、ここでは書き切れませんが、どんどん応援したい人が増えています。

共演者の方たちもまた日々、いろんな場所で活動されているので、その活動をチェックしてみるのも面白いです。ジャズの世界自体が、まるで自律分散型の有機的ネットワークのように感じられることもあり、そんな成り立ち方にも心惹かれます。

お近くのジャズスポットを探すという手も

・・・・とつい熱くオタク語りをしてしまいましたが(汗)、話を元に戻して、ステージを探す入り口としては、「推し」のほかに、お気に入りの「ハコ」を見つけるという方法もあると思います。

これまた私の場合は、横浜(日吉)にあるWonder-Wall Yokohamaさんというライブレストランによく通っています。もともとは推し活をきっかけに初めて行ったのですが、今ではお店の方とも顔馴染みになり、温かいおもてなし、美味しいお料理、そしてオシャレでありながら程よくリラックスして聴ける雰囲気が好きで、すっかり「常連さん」になりました。

前にも書いた通り、いろんな街にジャズの演奏を聴けるお店があり、雰囲気や規模、個性も様々なので、ぜひお気に入りの場所を見つけていただけたら、ジャズライフがより楽しくなること間違いなしです!

お店のHPには大抵直近のライブスケジュールが掲載されているので、それを覗いてみると、行ってみたいステージを見つけることもできるかも知れません。

各地に音楽を愛する人が集う場所があります

ここでもうひとつ付け加えておきたいのが、東京など大都市圏はもちろんのこと、それ以外の地域にも、ジャズライブが聴けるお店は結構ありますよー!ということ。

私は京都から電車で30分ぐらいの、滋賀県南部の出身なのですが、去年の帰省の折に検索してみたら、地元にも10年前にジャズバー(コルトレーン草津さん)がオープンしているのを発見!東京で一度観たいと思っていた、曽根麻央さんのCDリリースツアーをなんと地元で観ることができました。

その時に一緒に来てくれた友人が、後日また別の友達を連れて、今度は宮地遼さんのツアーで行ってきたよー!と報告してくれたのも嬉しかったです。お店のライブスケジュールを見ると、私もまだまだ観たいライブがたくさん。地元に帰る楽しみが増えました。

全国各地に音楽を愛する方、そういう場を作りたいと活動されている方がいらっしゃり、また演奏者の皆さんもそういったところに定期的に来られているようです。お住まいの地域の近くにも素敵なジャズスポットが見つかるかも知れませんので、一度探してみてはいかがでしょうか。

※写真は横浜(日吉)にあるWonder-Wall Yokohamaさんにて、井上銘さんとウクレレ奏者・RIOさんとのデュオライブにお邪魔した時のものを使わせていただきました。









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