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【愛着障害・うつ・AC】傷つきやすい私たちが自分を守るために③安全な人間関係を知る

いま付き合っている人やいま居る場所は、あなたにとってサポーティブで心地いいものですか? 

もし、そうでない環境に身を置いているなら、人生のはじめに「安全な人間関係」を体験していないからかも知れません。

機能不全家族で育ったら、「安全な人間関係」はどういうものかを体験していませんから、何が安全で、何が安全でないかが分からなくなり、その後の人間関係は不安定で安心できないものになります。

育った環境が自分にとってのスタンダードになりますから。

さらに、機能不全家族のなかで育つと、何がフツウのことかが分からなり、まちがった認識をもつようになります。

かなり過酷な環境なのに、うちはそれほど酷くはない、親はよくやっていた、と言う人がいます。親をかばって自分が傷ついていることは見ようとしない子供、よくあります。子供は健気にも親を正当化して、自分が重荷を背負おうとするんですね。

自分が傷ついていることに気がついて怒りが込み上げてくるのは、だいぶ経ってからです。

怒りが出てくるようになると同時に回復がすすんできます。奪われた主権を奪回するために必要なプロセスです。

自分がどれほど傷ついているか自覚がない人はいます。感情が凍りついているからです。


「安全な人間関係」を知らないと、どうなるのでしょうか?

親が安心感をくれない危険な人だったら、親と同じような安心感をくれない危険な人についていきます。気がついたら、そうなっています。

傷ついている人は、自分を傷つける人に近づいて、さらに傷ついていくことを繰り返していきます。心理の専門用語で反復脅迫といいます。

機能不全家族に育つと、なにがフツウかが分からなくなります。フツウでない親に育てられると、フツウでない人たちと付き合ったり、関係を作り上げていくわけですから、人生がおかしな方へ傾いていっても不思議ではありません。

私はむかし、フツウではない旦那さんとフツウではない結婚生活を9年間続けました、今だったらフツウでないことには、とても我慢できませんが、渦中にいる時は、おかしいことに気づかないものです。

人生のはじめに「安全な人間関係」を体験するかしないかによって、その後の人生の幸不幸は大きく左右されるみたいです。

いま生きづらいとか幸せを感じられない人は、
人生のはじめに「安全な人間関係」を体験していないのではないでしょうか。

「安全な人間関係」は、あなたのすべてを受け入れてくれて、あなたが気づかいしなくてもいい楽な関係です。

「安全な人間関係」は人生のホームベースになるものです。


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