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【うつ・愛着障害】誰かと一緒に生きる

「誰かと共にある」という事が、私にとって最も難しいことでした。

愛着障害の私は、誰かとその場を共有していても、こころは何時も一人で、笑っているとき一瞬、周りに溶け込むことはあるけど、また直ぐに元の孤独のカプセルに閉じこもってしまうのでした。

物心ついた時から両親とは繋がりを感じたことがありません。

今ここに私が五体満足で生きているのは、生まれた時から世話してくれた親が居たからに違いありませんが、両親を近くに感じたことはありません。

それでも人付き合いは決して嫌いではなく、誘われたら喜んで出かけていくほうですが、何時まで経っても友人との関係は深まらなくて、希薄な人間関係を続けてきました。

両親と親密な関係でなかった私は、他人とも親密な関係は作れないのでした。

自分とも親密な関係ではなくて、自分で自分の気持ちを無視していました。

自分との関係を良くすると、周りとの関係と良いものに変わって行きます。

私は自分との繋がりを取り戻すために20年という長い月日を費やしてきたのでした。

自分との繋がり、自分との関係がいちばん大事です。

自分との繋がりを取り戻すと、周りとの境界線がはっきりして、自分軸が立ってきます。

そして安心して人の中に居られるようになります。

私も境界線が無かった時は、パートナーとの問題に巻き込まれて一体化してしまって、苦しい共依存になっていました。

その時はパートナーと向き合うことが出来ずに、やはり心は一人でした。

自分との関係は大事です。

自分を受け入れられるようになった私は、周りとの関係も楽になり、もう自分を守るために孤独のシェルターに籠もらなくてもよくなりました。

世界は安全だということが分かったし、自分を表現しても受け入れられることも分かったからです。

これからは安心して誰かと一緒に生きることを少しずつやって行きたいと思います。


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