生まれ変わるタロット
「傷ついた癒やし手」という言葉があります。
治療者は傷を負った人である、という意味です。精神科医のユングの言葉で、ユング自身も「傷ついた癒やし手」でした。
じっさいに支援者になる人のほとんどは、傷ついた体験をしています。
カウンセラーやセラピストは、自分の事がよく分かっていないと出来ません。人を癒やす前に、まず自分自身が専門の治療家にセラピーを受けて、じゅうぶんに癒やされている必要があります。
これを怠ると、セラピストは自分のニーズを満たすために、自分の傷を癒やすために、無意識にクライアントを利用することになります。これを逆転移といいます。私はクライアントのときに、セラピストから傷つけられたことが有りました。それも一度や二度ではありません。残念なことですが、こういうことはあるんです。
ですから、セラピストは、日頃から自分と向き合い、学び続けなければいけないのです。
「傷ついた癒やし手」は自分の傷をよく知っていていなければいけません。そして、その気づきこそが、治療のときに役に立つのです。
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ところで。
私は表現アートセラピーとピプノセラピーの使い手ですが、セラピーを通じて自己探求するのが大好き。職業意識もありますが、それよりも根っから人間や自然、宇宙の仕組みを知るのが楽しいんです。
先日、タロット鑑定を受けました。いつもながら、タロットは何で当たるのかと不思議に思います。
ふだんは表に出しませんが、じつは占いも大好物な私なのでした。占いも、りっぱな自己探求のツールですよ。何世紀も続いた叡智を感じます。
セッションを受けるときは、素人になりすましているけど、ちょっとプロ目線で見ています。セラピストの方のカウンセリング、じっくり話を聞いてくれて上手でしたねー。最後にタロットカードの一枚引き。いま、私に必要なメッセージをよんでくれました。
そのカードがこちら。
「ワイルド・ウーマン」。
性別を超えた個人としての自分や、魅力あふれる女性としての自分を解放すること。
社会の縛りや期待から解放されて、もっと自分を自由に表現すること。
というメッセージが出ていました。
これ、確かに私の中にあって未開放な分野です。
じつは私は繊細な見かけによらず、自由闊達な性格ですが、なかなか表に出せないでいます。
私は、いまだに自分を外に押し出すことが苦手なところがあります。じつは、引きこもっているほうが楽だと思っているのです。
表に出たがっているエネルギーと、それを押し止めようとしているエネルギーが葛藤しているのです。
これは女性にあるあるですが、攻撃性を抑圧しているとパートナーからハラスメントの被害に遭いやすくなります。
私がそうでした。
自分のやりたいことを出し惜しみしていると、余計なトラブルに巻き込まれて、そこにエネルギーを使えなくなります。
だから、エネルギーは内に秘めずに、外に向かって放出したほうが自分のためです。
みなさん、やりたい事をやりましょう!がまんは良くない。
私もこわがらないで、この波に乗っていこう。
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