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【愛着障害・うつ・AC】白雪姫コンプレックス

いままで何処でも語ったことのない母と私の関係をアウトプットすることにしました。

自己愛性人格障害の闇をかかえた母と、その母に嫉妬されて虐待された娘のはなしです。


自己愛性人格障害の母に嫉妬されて虐待された娘のストーリーは古今東西、世界中に伝わっていますが、いちばん有名なのはグリム童話の「白雪姫」です。

グリムの原作では継母は実母になっています。

幸せな人は信じられない話かもしれませんが、実母に殺されそうになる娘のはなしは決して特殊ではなく、普遍性をもっているようです。

その記事はこちら。

こういった児童虐待は、そこらへんに少なからずあるのですが、被害にあった事をはっきり口にするのは、はばかられるのです。

私がずっと秘密にしてきたのは、親のことを悪く言うと、とくに母親のことだと叩かれたり信じてもらえなかったという過去の苦い経験があったから慎重にならざるを得なかったのです。

この話はカウンセリングの場を除いては、誰にも話したことはありません。

でも、いつか誰かに理解されるのを待っていたような気もします。

今がその時かもしれません。 

エネルギーを要する難儀な仕事になりそうなので、今はまだ手をつける前のこころの準備中といったところです。

いつ完成するのでしょう。

夏中には…。

自己愛性人格障害については、もしかしたら初めて聞いたという方もおられるかも知れません。

私にとっては我が問題なので、彼らに関する知識はいろいろと豊富です。

自己愛性人格障害の人は、自分は素晴らしく優れた存在だという誇大な妄想をもっていて、自己陶酔を得るために人を利用する、まあなんというか迷惑な人たちです。

身近なところではパワハラやマウンティングしたり、虐めの加害者として知られています。人口の6%、100人に6人いるそうです。

私の感覚ではもっと居る気がしますが、それは私の親が自己愛性人格障害なのでそういう人に出会いやすいからそう思うのかも知れません。

ネットでよく見る自己愛性人格障害の有名人には、三島由紀夫、フェルべルト・フォン・カラヤン、サルバドール・ダリがあげられています。

故人ばかりですね。いずれの人も、いかにもという感じがします。

自己愛性人格障害の人は脆弱な中身をかくしているから、弱さをさらけ出して人気を得ている人を見ると激しい怒りを感じるそうです。

三島由紀夫は太宰治が大きらいでしたが、そういうことなんですねえ。

三島由紀夫の虚勢をはった感じとか、力への憧れとか、なんとなく分かりますね。

ベルリン・フィルを率いたカラヤンは帝王と言われたし、画家のダリはファシストとか奇人と言われました。


自分を特別な存在と見なして神格化する。

人間関係はどちらが上か下か、勝つか負けるか、食うか食われるか、しかない。

ナンバーワンの座を脅かす相手は虐めて潰す。

そんな恐ろしい自己愛性人格障害という病気が存在することを一番はじめに知ったのはこの本でした。

「白雪姫コンプレックス コロサレヤチャイルドの心の中は…」

著者は精神分析学者の佐藤紀子さん。

二十年以上前になりますが、この本を手にとったとき、これは母と私のことだと直感しました。

そして読み進めていくうちに、私は虐待されたという自覚がまったく無かったことに気づきました。

あれは虐待だったのです。

私は子供時代の記憶のほとんどを失っていました。

記憶をたどる旅は続きました。

幼年時代から成人するまで、いまではモラハラとか人権侵害にあたるようなことを、私は母からずっとされてきたのでした。


久しぶりにこの本を書棚から取り出しました。

何度も読んだ本ですが、走り出す前の助走期間のいまもう一度、読み返してみようと思います。


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