【うつ】正しく怒らないから鬱になる
表現アートファシリテーター/心理カウンセラーの洲崎加容子です。
怒りについて。
感情は、自分と環境の間に何か起きているかを知らせる大切な機能です。
怒りは尊厳が傷つけられている時に起きる感情で、怒りの感情をうまく転化できると人生を切り開いていくエネルギーになります。
怒りは情熱や、やる気の元でもあります。
怒りを抑圧して感じないようにしていると、ほかの感情もぼやけて喜怒哀楽がはっきり分からなくなり、鬱っぽくなります。
生きるエネルギーも枯渇したようになります。
怒りの感情を抑圧していると、様々な苦しみや葛藤を生み出します。
○怒りを暴発させて他人を傷つけ、人間関係を壊す
○怒りを抑え込んでいると、うつ病などの精神疾患になるし、身体の症状として出ると病気になる
怒りの感情って、大切なんですね。
溜め込まないように発散する必要があるし、溜まった怒りの感情は何らかのやり方で解放する必要があります。
○紙に書いて破り捨てる、あるいは燃やす、などの発散法があります。(燃やす時は気をつけてくださいね)
○私は吐き出しノートをつけていた事があります。
○大声を出す、カラオケで放歌する、お皿を叩きつけて割るなど物を壊す。(場所を選ぶものもあります)
○むかし、ゲシュタルト療法の枕叩きをやったことがあります。両手で枕かクッションを持って大声で怒りながら床に叩きつけます。
枕叩きはその後すっきりして良かったですが、いまは禁止になっていると聞きました、何故か知りませんけど。
まとめると怒りの解放の仕方は、大きく分けて二通りあり、一つはライティング、もう一つは声や身体を使って怒りのエネルギーを外に出すやり方です。
怒りは生きて行くエネルギーなので、そういう意味では無くてはならない美しくて尊い感情ですが、溜め込むと身体とこころと人生を蝕んでネガティブに働き、とても怖いものになります。
怒りの感情を嫌わないで、日常の中でもここぞというとき上手く表現できるようになりたいと思います。
怒り感情を解放することを自分でいろいろ工夫しながら続けていくと、現実が生き生きと感じられるようになって、喜怒哀楽の感情も戻ってきますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。