子どもはいらない・・・と思っていた私のこと
小さな子どもが苦手なワタシ
今週発行の私の仕事(e-waldorf) のメルマガで、「子どもはいらない」と思っていたと書きました。このことを公に言ったのは初めてかも。
私は、9歳で教師になると決めました。母親になるとは思ってなかった。自分が子供を産んで育てるなんて、まったく望んでいなかったのです。それが今は、二人の息子の母。人生、どうなるかわからないですね。
実は・・・・自分が子どものころから「小さな子どもが苦手」でした。子どもが何を言う・・・って感じですが。子どもらしくなくて、いつも大人みたいにふるまっている、可愛げのない私でした。笑
しかも、私は仕事をしたかった。一生仕事に没頭したかった。そう思った時、子どもを産んで育てる人生は私の求める人生ではないように思えた。
子どもを産みたくなった理由
「小さな子どもは苦手」な私。中高生くらいが大好き。あの憎たらしいひねくれた、屁理屈ばっかりいって、不器用に一生懸命生きてる思春期の世代が大好き。
そして高校教師になりました。教師になって、まだ子どもがいない頃、「母親にならないと、教育について本当には理解できない」と強く思いました。そして、「いい教師になるために、母親になりたい」と思い、「子どもを産もう」「子育てをしよう」という発想になったのです。
結婚はしたけれど・・・
そして1回目の結婚。結婚したはいいけれど、母親になれる気がしない。自分はまだまだ母親になる準備ができていないと感じていました。
しかも、そのときの夫と子どもをつくる気には全くならなかった。仲も良かったけれど、その夫といっしょに、父と母になって子育てするイメージがまったく湧かなかったのです。
カリフォルニアのシュタイナーカレッジに留学して学んでいた時、離婚が決まりました。1回目の結婚・離婚のことのことは、こちら(↓)の記事に書きました。この記事を読むと、この夫と子どもを作る気にならなかったのも理解できるかも。
変化が突然訪れた
その頃、私の中で何かがガラッと変わりました。
「わたし、母親になってもいい」
「母親になる準備ができた」
シュタイナーの思想「人智学」を学んでいたら、勇気が出てきた。何があっても大丈夫という強さが生まれた。そうしたら、母親になっても大丈夫だと思えるようになったのでした。
「準備ができた」と思ったけど、「赤ちゃんが欲しい」と思っていたわけではありません。でも、その後、猛烈アタックしてきた次のパートナー(現夫)の間に赤ちゃんを妊娠。
男の子が生まれるなんて思ってもみなかった!
生まれてくるまで、私は、絶対女の子だと思ってきました。男の子が私から生まれてくるわけがないと、決めつけていました。だから、生まれてきた赤ちゃんを抱いた助産師さんが「男の子ですよ」って言ったとき、ガバッと頭をあげて「男の子!?!?!?」と聞き返しました。驚愕でした。苦笑
完全女系の家族で、中学からずっと唯一の男性家族の父が単身赴任だった我が家。男性の気配が家にありません。男性が家にいることが想像できない。男の子がどんなものなのかも全くイメージわかない。そんな私が男性を育てるなんて、寝耳に水もいいところ。ありえない。
しかも、14ヶ月後に生まれてきた第2子も男子。
可愛い我が子
でも、生まれてしまえばかわいい我が子。男子って可愛い。母の私には、宇宙人みたいに理解不能だけどかわいい。今となっては、女子を育てる人生は想像できませんし、男子で良かったと心から思います。
男子のママはとっても楽しい。↓
小さい頃は天使みたいに可愛かった。中学生くらいには「天使のような寝顔」はなくなりました。ヒゲも生えてきたし、体も大きくなって、足は可愛げのない巨大サイズ。
子育てをずっとしてきて、一般にいう「可愛い」時期は過ぎてしまったけれど、その時、その時の「今」がいつも一番可愛い。
もうひとつの願い
子どもはいらないと思いつつ、子どもを二人も産んで、子育ても堪能した私。自分の人生に後悔はなにもありません。
でも、もしも願いが叶うとしたら、「子どものいない人生もやってみたい」。
子どものいる人生、子どものいない人生、ひとつの人生でどっちかしか選べない。「二兎を追うものは一兎をもえず」ってことばが大嫌いで、「二兎欲しかったら両方追う!」私ですが、こればかりは両方同時に選べないんですよね。
来世に期待するかな。シュタイナーは、生まれ変わる時、別の性別になるというから、次は男性・・・。うーん。女性として子どものいない人生を歩んでみたいな。
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