パーキンソン病とたたかう夫と私たち⑦…無知はこわい
前回の続きです。
夫は約8年前に40代でパーキンソン病と診断されました。
ここまで一気に8年分まとめて書きましたが、ここに書き切れなかったことは沢山あります。
一番書きたかったことは、パーキンソン病と診断されても現代はいいお薬があって、社会生活を送ることが出来るのですが、思いかけず(夫の元々の体質が関係していると思いますが)、薬の副作用が出てしまい、自分と家族の尊厳まで傷つけ、定年まで働くことが出来ない場合があるという事を、闘病中の方に知ってもらいたかったのです。
そのことを知っていたら、最初から用心して薬を飲んだと思いますし、こんな風に家族の中で、争うような日々を過ごさなくて済んだと思います。
私も妻の立場でかなり傷つきました。はっきり言って何度も別れたいと思いました。いくら病気のせいとわかっていても目の前で繰り広げられる事態に普通の精神状態でいられるわけがありません。(興味がありましたら過去記事をご覧ください)
また、母親として子供の心に傷をつけてしまい、本来の若者らしい生活を奪ってしまったことは一番の後悔です。
自分に何の落ち度もないのに苦しみしかない毎日は本当に地獄です。
現在夫は下肢の痛みと日々24時間闘っていて、外出をすることもなく、痛みのため趣味などを出来るわけでもなく、辛い毎日を送っています。どなたかこの痛みの解決法をご存知でしたら、是非教えていただきたいと思います。
このコロナ禍の中、ショートステイも利用できず、かなり煮詰まった介護の毎日を送ってしまいました。ここでnoteに発信出来たことはちょっとした救いとなりました。
夫が副作用に苦しまなければ、このことを知っていたら、家庭崩壊などせず、仲良し家族のまま助け合って介護できたかもしれないと思うと本当に残念でなりません。
一番辛いのは病気になった本人に間違いありません。私は辛いことが沢山ありましたが、やはり本当の夫の姿を知っているので(いい人だった!けっしてイケメンではありませんが)頑張って一緒に生活していこうと思います。
皆さん!ご家族、お友達には普段から優しくしましょう(^o^)
後に自分に返ってきますよ。 おわり