勉強前の片付けは「先延ばし行動」?
娘に勉強をはじめる前には、必ず机の片づけをするように言っています。
そして、片づけのルールを決めています。
・片づけは10分。タイマーをかけること
・タイマーが鳴ったら片づけをやめて勉強をはじめること
・タイマーが鳴ったあと、まだ片づけをしていたいと思ったら、
とりあえず10分勉強してみて、また片づけをしたいのか考えること
この10分は
「勉強をするための片づけ」。
運動をする前の準備体操のようなものです。
余計なものは視界に入れないほうが勉強に集中ができます。
勉強をするための環境づくりになるのです。
だけど、片づけをしはじめると、あっちもこっちもと気になるところが出てしまって、あっという間に時間が経ってしまうことも。
掃除をすること自体はいいことだと思いますが、ハマってしまうと本来の目的とずれてしまいます。
だから「もう終わる時間ですよ」と笛を鳴らすために、タイマーをかけているのです。
私が学生の頃は、試験勉強の前によく机の片づけがしたくなっていました。
時間も決めず、なんとなくはじめて。
これは「準備運動」ではありません。
勉強をしないといけない という状況から逃げたくて、現実逃避をするための「先延ばし行動」でした。
だからズルズルと片づけをしてしまう。
片づけが終わったころには寝る時間になっていました。
「勉強をするために片づけをしていたら、時間が経ってできなかった」
とよく言い訳をしていたものです。
「やろうとしていたけど、できなかった」
と言い訳で自分のプライドを守ろうと必死でした。
私がやっていた片づけは
「勉強をした気になる片づけ」。
だから、娘には本来の目的を忘れないようにしてほしいと思って、このルールを作りました。
何のために片づけをしているのか?
目的は間違えないように、ズレてきたら軌道修正をするのが私の役目かなと思っています。
目を向けるところを「こっちだよー」と直接教えるのではなく、
「今こっちを向いているようだけど、合ってる?」と
本人に気づいてもらうように聞いています。
気づいてもらうまで時間はかかります。
気づいてもらうまで待ちます。
「自分」で気づく。
「自分」で決める。
娘の人生は娘のものです。
自らの足で進む毎日を過ごしたほうが、豊かな日々を暮らせて楽しいんじゃないかな と思っています。
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