【子どもとの関わり】保育時に意識してやらないようにしたい、3つの“クセ“。
保育士も1人の人間であるので、それぞれに個性があります。育ってきた環境が違うから好き嫌いはイナメナイ。
何もかもが完璧な大人に囲まれて保育されるのと、長短ありの個性を持った大人に囲まれて保育されるのでは、どちらが良いのでしょうか。というか、面白いのでしょうか。
子どもたちがいずれ飛び込んでいく社会には、色んな人がいます。そして、園生活はその社会を小さくしたようなもの。幼少期に色んな大人や個性に触れておけたらいいなぁと個人的には思っています。
ただし、なんでもかんでも個性と括るのは、不安な面があるのも事実。子どもたちの前に立っている私たちは、そこで保育士という役をある意味演じなければなりません。
この保育士という立場を演じる上で、側から見て「ん?」と違和感を覚える行動が、次第にエスカレートしていった先に“不適切保育“というワードが待ち受けていると思います。これをその人の個性、もっと言えばクセで片付けてしまうのはあまりにも危険です。だからそれは自ら意識してやらないようにしなければならない。
ということで、今回は私が保育時に意識してやらないようにしているクセを3つご紹介します。
足で物を動かそうとする
手が塞がっていると、足で何かをしようとする行動は誰にでもあります。私もそうです。認めます。
それが1人の人間としての自分なら許されても、保育士として子どもたちの前に立つなら話は別。最悪なパターンを言えば、子どもを足で払うような行為は子どもを物として扱っているように見えたり、見下したりしているように捉えられても仕方がありません。
この最悪なパターンに行きつかなようにするためには、日頃からしゃがんで“手で“片付けること。足でやろうとしていたことを“手に置き換えろ!“と心の中で言ってとにかく行動して直すしかありません。しゃがむのが辛いならスクワット=筋トレだと思いましょう。笑
しゃがむクセがつけば、子どもの目線に合わせるのだって息をするのと同じくらい自然に行えますよ。
人数を把握する時に頭をポンとやる
これをやられてきたから、自分も思わず同じようにやってしまうようになってた時があります。
でも自分以外の人から見たら叩いてるようにも見えるし、子どもたちも手をあげられてるように感じてしまいます。力加減の問題ではありません。だったらそもそもそのような行為をやめた方が良いですよね。
ということで私は肩を優しくポンとするようにしています。
子どもの手を引っ張る
そもそもこの行為自体は避けるべきものなのが大前提。けれど、園生活の中でとっさにやってしまったことは私もあります。これは実体験ですが、私が手を引っ張ってしまったタイミングと、その子が座り込んだタイミング重なり、手の関節が抜けてしまったこともあります。そういう苦い経験もある上で話せば、子どもたちに私へ意識を向けられるように、子どもの手ではなく背中まで手を回して抱き込むように連れてきてあげるようにしています。
とっさに子どもの手を引っ張ってしまうタイミングって、保育士自身に余裕がなかったり、イライラしてしまったりしている場合が多いと思います。そのような状況において手のひらで背中を抱き込むようにすると不思議と自分に心の余裕ができます。
昔の私がそうでした
さて、今回挙げた3つ。どれもが私が保育士1〜3年目の時に注意されたことです。言われた時にはムッとしましたが、働き続けるうちにその注意が本当にありがたかったと思えます。むしろ早い段階で注意されたからこそ変にクセにならず、今も意識して行動できています。足を使ってしまうことは未だにありますし、保育士として子どもたちと関わる以上、1日も早くクセにならないように直していきたいですよね。
良い保育というのは、子どもの気持ちに常に寄り添うことや魅力的な保育内容を実践するばかりではなく、こういった細かな部分にも現れてくると思います。
魅力的なあなたの人柄が、すぐにでも直るような悪習慣でくすんでしまうのはもったいないので、一緒に直していきませんか?という提案でした。
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