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noteを始めて6年になりました

 昨年の5周年に書いた内容を読んだら、「似たようなものだな。これをこのまま貼り付けても良いくらいじゃないか」と思った。でも後半になると「あれ。ちょっとちがうぞ」と思う部分もある。

 私はいまだに変化するし、私のことなどわかっていないのだ!

 人との関わりの中で自分の居やすい位置に気づいたり、どうしたいかを人の言葉で知ったり。大事だと思っていたことが大事ではなくなったり。気を付けていたと思いこんでいたことに気を付けていなかったり。
 何年か前の自分と全然ちがう部分もある。
 これからもきっと変わっていく。

 noteを始めてまもなく「けっこう人の目に触れるのね」と知った。
 戸惑いと喜びと緊張とで、勝手に期待したり落ちこんだりした。コミュニケーションがある。親しくなったり離れたりする。
 私にとっては「文を書くのが好きだから」だけで続けていけない。
 簡単に不安を感じる私に、「書きたいのか、人と関わりたいのかハッキリさせた方が良い」と助言をくれた友人がいた。

 その頃から今も結論は出ないけど、noteで書いている分には、迷いながらで良いと思うようになった。

 人それぞれnoteへの思い、スキへの思い、コメントへの思い、全部ちがう。文を書く思いもちがうし、読む時の文の受け取り方もちがう。人生のどのタイミングで読むかによって受け止め方もちがうだろうし。
 でもそれについて考え続けること自体は、私にとって大事みたいだ。迷ったり落ち込んだりした時にその考えを自分の中に問う。完璧な結論や正解は出なくても、その都度考えることが自分への励みになる。

 そもそもネットとの距離感がいまだに手探り。
 30年近く前になる20代半ば、Windows95に触れてから、おずおずと画面の中で人との交流を始め、ほそぼそと何かしらを続けてきた。
 付き合う人は少しずつ変わり、その度に自分の心の変化や成長を知る。その時はその人と同じくらいの感じ方や考え方をしていたり、その人が自分にとって必要だったりした。相手にとってもそうだったのかもしれない。通り過ぎて行った人たちとは縁がなかったのだと思うことにするしかないけど、それぞれの自分に関しては、ネットとの距離感について未熟だったと思う。今もネット上での距離感をまちがえるし、成熟したわけでもないけどね。少しはマシになったかな。
 そんな私から人が離れていくのは仕方がないし、今も付き合い続けてくれる人には感謝の気持ちでいっぱい。


 ふと思う。
 リアルでの、人との関わり方とネットでの私はちがう。普段の振る舞いや表現の仕方を、ネット上で時々思い出した方が良いよな。

 文を書く時の私は、どこか一部をクローズアップして書いているから、それが私のすべてではない。頭がそれでいっぱいな時でも、常に100%その思いでいるわけじゃあない。
 顔を見ながら言葉を交わす、日常生活での私は、たぶんのんびりしているように見えている。丈夫そうなのに体力的なエネルギーが足りないから休みがちで、人と関わるのだって消極的が心地良い。どのくらい、何を表現するか、外側からどう見えているか。自分の外側は周りの人が感じて決める。自分の思う内側とはちがってもそんなものだ。

 そしてnoteで人と関わる私。
 noteは心の内を書くからかすぐ近寄れる気になってしまう。自分の距離感と、人のそれが同じとは限らないのにね。
 いったん近寄っても、日によって自分のエネルギーあるなしが、あからさまで申し訳なくなる。と言っても、私にとってはコメントを書く勢いがあるかどうかだけなのだけど。

 わずかばかりの人とつながり続け、少しずつ苦楽を共有し積み重ねていきながら親しくなっていくのは、リアルな友人との関わり方と変わらない。
 そして様々な環境や年齢の人と出会えて、受け止め合えるなんて、リアルの日常生活ではなかなか起こらないから、noteを続けて良かったと思う。

 すぐに「書いてもなあ」と不安になったり苦しくなったり、周りが気になってしまったりするから、文章を読みやすく工夫する方に気持ちを使いたい。
 気持ちのバランスが崩れてしまっても、立て直すのは結局「好き」の気持ちなのだからね。
 自分の感じたことを怖がらずに表現していきたいな。

 読んで下さっている皆さんへ。
 スキやコメント、たくさんのやり取りをありがとうございます!
 気持ちのやり取りが、ここで書く私の励みや楽しみとなっています。
 皆さんのを読むだけでも、楽しいとか面白いとかはもちろん、小さな何かでも心にとどまり、それについて考えるのが、書く動機となったりします。
 まだ当分続けたいので、これからもどうぞよろしくお願いします。


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かわせみ かせみ
読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。