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#ショートストーリー
会社のお世話になった先輩が、バッチバチにキメてた話
以前僕が会社員をやっていた時代、経理に山田さん(仮名)という女性がいました。
年齢を誰も知らない謎多き方で、ちょっとした美人でした。
いわゆる「仕事できる女性」みたいなオーラをまとっている山田さんは、ある種プライドの高い雰囲気もあり、まるで村上春樹の小説の登場人物のような口調で話す人でした。
「かわなべさん、この前伝えた書類の提出期限が迫ってるわ。期日内に、間に合うかしら?」
僕は、現実世界
中2のとき映画を見に行って「さすがにヤバいな」となった話
僕が中学2年の時、若者の間では「古着ファッション」と、公開中の映画「タイタニック」がものすごい人気を博していました。
クラスでも「ディカプリオカッコいい」とか「タイタニックヤバい」という話をたくさん聞き、友達数人で「よっしゃ見に行くか」という運びになり、当日映画館の前で待ち合わせになりました。
鑑賞当日、繁華街でバスを降りて待ち合わせの映画館へ向かうと、遠目に友達のグループが見えました。
先に