見出し画像

源氏物語を読みたい80代母のために 29(源氏物語アカデミーレポ⑩+)

 タイトル画像は例によって大滝神社、奥の院にございます。
 さて最後の講義が終わると続いて「閉講式」、再び朧谷氏が登場。
 これまでの講義を振り返り、講師の皆さん及びスタッフの皆さんへの感謝とねぎらいの言葉を述べられて、耳寄りな情報もチラリと。
 源頼朝が植えたとされる「頼朝杉」が倒れた(2012)ので、その木で頼朝像をつくった。この「アカデミー」終了後、その内覧会@京都に行くことになっている。NHK大河「鎌倉殿の13人」で毎回最後にゆかりの地を紹介する短い映像があるが、そのうちそれが出て来るはず―――
 おおこれは是非調べてみなくちゃ!と思いまして検索しましたら、出た!

 なかなかの美中年ですね。なんだか生々しいといいますか、不思議な感じがします。衣裳の色あいに拘りを感じる。
 これが「鎌倉殿」で放映されるのはいつかなあ。やはり最終回?楽しみだけどちょっと寂しくもある。
 さらに、来年の「源氏物語アカデミー」についてのお知らせ。
 テーマは「源氏物語と殿舎」。
 現地研修は「蹴鞠」。(保存会が来福されるそうです)
 日付は2023年10月20日(金)~22日(日)予定。
 
詳細は後日、大体の当たりはつけてある!とのこと(つよい)。
 最後は、すべての講義・講師全員・スタッフ全員に向け、拍手、拍手の嵐で終了いたしました。

【以下、オマケ】
 
お昼はお迎えに来てくれた兄の車でお蕎麦やさんへGO。やっぱり福井に来たら一度は越前そばよね!

なめことろろおろしそば。ラテアートのよなふんわりアワアワ、とても美味しい。

 食後はふたたび武生駅前付近に戻り、越前市役所で催されている草月展へ。 

義姉の作品。灯りは兄製作の「すきあかり」。夫婦合作的な?!
これ全部南天の実!
ステージ上の先生の作品。とてつもなく大きい!大迫力です
背景の和紙は長田製紙所製♪

 草月流の、超ワイルドで勢いのある作品群にすっかり圧倒されつつ、車は実家へ。
「お前、まだ観てなかったろ?」
 と兄が連れて行ってくれたのは大滝神社境内。

しっくりこの場に馴染むアート。

 長くしんどいコロナ禍で、誰がも色んなものを我慢して先延ばしして堪えてきた。この先もまだまだ続く。コロナ前と同じ世界にはもう戻らないのだろう、色々な意味で。
 それでも日々は続いていくし、人は何かを創り出す。何度壊されようが、消し去られようが、そういう活動が止むことはないんだな、とそんなことを思った。
 それにしてもこの三日間、80代母にとっては相当ハードだったにちがいない。軽いノリで誘ったものの、つきあわせちゃって申し訳なかったねーといったら。
「いやいや、世のこと忘れて全然別のことに集中できて、何か癒されたわ!」
 癒されたですとー!
 ま、まいった。
 まあ普段が普段だもんね。
 伝統工芸士として家業を盛り立てつつ、美味しい料理をつくり、ひ孫の世話はさすがのプロ級。やはり母には敵いませんわとても。
 それと。
 考えてみれば、母と二人でこれほど長いこと、まったく同じ行動をしたのは初めてなんじゃないか?
 なんだかとても貴重な、大事な時間を過した気がする。
 長いと思っていた三日間は終わってみればあっけない。
 私にこの時間を与えてくれた源氏物語アカデミーの皆さまをはじめ、実家の皆さま、快く(?)送り出してくれた家族、ありがとうございました。
 たのしかった!!! 

【さらにオマケの所感】
「源氏物語アカデミー」ですが、
 一日目:夕方から開講式+講義2コマ(終了21時)
 二日目:現地研修(解説付)、講義1コマ、市民講座2コマ(終了18時)
 三日目:講義2コマ+閉講式(終了12時半)
 という結構な詰め詰め日程ですので、特に遠くからお越しの方は会場のホテルに宿泊がよいと思います。金曜の日中、日曜の午後に地元観光などよろしいのではないでしょうか。越前そばは是非召し上がってくださいね!
 あと私は今回久しぶりの実家訪問も兼ねてたので不参加でしたが、二日目の夕食は懇親会。きっと超絶マニアックな濃い会話が繰り広げられたんだろうと……ちょっと覗いてみたかった。とはいえ、今回はさすがに体力持たなかったかも(笑)。来年ももし参加出来たら、ホテル宿泊して夕食会も行ってみたい!母は部分参加か?蹴鞠は観たいね!
 何にしろ健康第一!お互いに!

 最後の最後に宣伝タイム:
 80代母が1~2か月に一冊(新書版)のペースで読破した、
「挫折しない源氏物語」
 の「ひかるのきみ」

 よかったらお試しくださいまし。
(ブログ「もの書く日々」で全部読めます!) 

若干の加筆修正・あとがき付の縦書き電子書籍・紙本はBCCKS他にて製作、販売。
電子書籍はBOOTHでも販売中(壱、弐はEPUB版・PDF版無料)



「文字として何かを残していくこと」の意味を考えつつ日々書いています。