川上宏
クレポン(ちりめん浮世絵)の収集家であり研究家です。
クレポンはゴッホが愛した浮世絵です。
そのクレポンをゴッホゆかりの美術館、オルセー美術館、ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館で展示しようと考えていますが、そのパートナー(プロデューサー)を探しているところです。
最近の記事
マガジン
記事
ヤフオクでの浮世絵事情。1.ヤフオクの浮世絵をプロが落札し始めた。2.なんでも鑑定団とヤフオクの値段の違い。3.浮世絵詐欺。4.まとまって出品される浮世絵。5.ヤフオクで蚤の市で買うようなやりかた(値下げ交渉)
ヤフオクの浮世絵をプロが落札し始めた ヤフオクの浮世絵事情が最近変化しています。 ヤフオクと言えば何でも出品されています。美術品も多いです。 その中で浮世絵は偽物も見分けやすいし価格も安定しているのでたくさんの人が参加しています。 特に100円からとか1000円からなどのオークション形式なのは人気があり、下手すると即決金額(固定金額)よりも高値が付くことがあります。 これは、低い金額から始めるとヤフオクでの順番が早い方に出るため参加者が増えるのとヒートアップするからです。
公務員なのにセザンヌの絵を32点も買ったヴィクトール・ショケとクレポンを日本で初めて展示会をした妹尾啓司と私の友人の共通性
ポール・セザンヌを知っている人ならヴィクトール・ショケのことも知っているでしょう。 実は、私はWikipediaに載っていることくらいしか知らないのですが、ショケは公務員でありながらセザンヌの絵を32点も買ったそうです。 ショケがセザンヌの絵を、初めて見たのはルノワールが紹介したタンギー爺さんのところだったそうですから、小さいのは1枚50フラン(5万円)、大きいのは100フラン(10万円)くらいで買えたはずです。 タンギー爺さんのところはどんな画家の絵でもそれくらいで売ってい