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「GET IT DONE」邦訳

Get It Doneというブログを目にする機会があったので、どんな概念なのか調べてみた。原文はこちら

著者:Andrew Bosworth(boz)

Meta, CTO

Get It Doneの内容

The advice I find I have to give more frequently than any other in my career as a manager, a board member, an advisor, and a friend is for people to more directly leverage their leaders.

私がマネージャー、取締役、アドバイザー、そして友人としてのキャリアで最も頻繁に与えることになるアドバイスは、人々がもっと直接的にリーダーを活用するべきだというものです。

Done is better than perfectのようなタスク処理術の概念かと思って読んでいたら、「リーダーを活用(leverage)するべき」という出だし。続きが気になる。

Too often I see someone who is responsible for accomplishing an important goal doing the best they can in the face of immense odds. It may sound counterintuitive, but the mandate of such a job is not to “do the best you can.” It is to get it done. And if the way to get it done is to ask for help, then that’s what you should do.

重要な目標を達成する責任を持つ人が、莫大な困難に直面して最善を尽くしているのを見ることがよくあります。直感に反するかもしれませんが、そのような仕事の命令は「できる限りのことをする」ではありません。それは終わらせることです。そして、それを終わらせる方法が助けを求めることなら、それがあなたがすべきことです。

×「できる限りのことをする」
⚪︎「終わらせる」

この辺りから表題のGet It Doneに踏み込んでいる。自分1人で片付けようとするのではなく、周囲のリソースの活用含めて「終わらせる」ための手段を探すべきだということらしい。

I relate strongly to the instinct many of us have to do things ourselves rather than involve others. We don’t want to bother them. If we’re being honest, we don’t want to have to. We may worry how it reflects on us. We may worry it means we are failing. But my experience in leadership tells me the exact opposite is true. Someone who tells me when things are going poorly is someone I am going to trust relative to someone who struggles in silence.

私は、他の人を巻き込むよりも自分で物事を行いたいという多くの人が持つ本能に強く共感します。私たちは彼らを煩わせたくありません。正直なところ、私たちはそれをしたくありません。それが私たちにどのように反映されるかを心配するかもしれません。私たちは失敗していることを意味するのではないかと心配するかもしれません。しかし、リーダーシップでの私の経験は、正反対が真実であることを教えてくれます。物事がうまくいっていないと私に言う人は、沈黙して苦労している人よりも、私が信頼する人です

(信頼度が高い)「物事がうまく行っていないと報告する人」
(信頼度が低い)「沈黙して苦労している人」

自分で物事を行いたいというのは、誰しも考えている信念だと思う。むしろ自分で物事を行わないのは道徳的に反していそうで、「自分では作業せずに指示だけ与えている」人は、なんとなく好感が持てない気がする。

このブログで伝えたいことは、自分で物事を進めるにあたって、困難に直面した時、

  1. (失敗していると思われたくないから)自分で最後まで頑張って進める

  2. 正直に物事がうまく行っていないことをリーダーに報告する

という選択があるが、2番の方がリーダーとしては信頼に値するということらしい。なるほど。もちろん加減はあるとはいえ、GTD少しだけ理解してきた気がする。

There are a reasonably large class of problems for which the asymmetry of leadership involvement makes involving them at key times a good value. Consider the case where one team is struggling to get engagement with another. This might be the kind of situation where the teams could meet a dozen times without making much progress, but a few words from the right leader clarifying overall priorities unblocks the log jam. This is a great use of everyone’s time! And as a bonus it gives the leader the opportunity to debug why it was necessary to involve them and hopefully prevent such need in the future.

リーダーシップの関与の非対称性により、鍵となる時期にそれらを巻き込むことが良い価値を持つ問題のかなり大きなクラスがあります。一方のチームが別のチームとのエンゲージメントを得るのに苦労しているケースを考えてみましょう。これは、チームが何回も会合を重ねてもあまり進展しないような状況かもしれませんが、正しいリーダーからの数言で全体的な優先順位を明確にすることがログジャムを解除します。これは皆の時間を大いに活用する素晴らしい方法です!そして、おまけにそれはリーダーに、なぜ彼らを巻き込む必要があったのか、そして将来的にそのような必要性を防ぐことを願ってデバッグする機会を与えます。

unblocks the log jam = 「物事がスムーズに進行する」ということらしい。覚えた。

log jam

同じチーム内で繰り返し議論をするのではなく、適切なリーダーに助言をもらうことでプロジェクトの優先順位がガラッと最適化して物事がスムーズに進むことがあり、これはチーム全員の時間を有意義にしてくれる。

とのこと。

Of course not all problems can be solved so easily, but that doesn’t make it a poor use of the leadership time to engage. Maybe the problem was harder than we realized, maybe it required a different skill set, maybe it needed more authority; whatever the problem, it is good to be open with it so everyone can set expectations appropriately. In an ideal world everyone would be operating under conditions that allowed them to succeed on their own, but until we manage to create such a world loop you should do whatever you must to get it done, even if that means asking for help.

もちろん、すべての問題がそう簡単に解決されるわけではありませんが、それがリーダーシップの時間を使って関与することが悪い使い方だというわけではありません。問題が私たちが認識したよりも難しかったのかもしれません、異なるスキルセットが必要だったのかもしれません、より多くの権威が必要だったのかもしれません。問題が何であれ、それについてオープンでいることは、皆が適切に期待を設定できるようにするために良いことです。理想的な世界では、自分たちの成功を可能にする条件の下で皆が操作しているでしょうが、私たちがそのような世界を創造するまで、それを成し遂げるために必要なことは何でもするべきです、たとえそれが助けを求めることを意味するとしても。

読んでみると、一貫して「行き詰まったら適切なリーダーに相談しよう」ということだった。簡単に解決しないかもしれないが、課題の実際の難易度や自分たちのスキル上限値について理解度が深まるということ。


総括

  • Get It Doneはあらゆるリソースを使って「終わらせる」ことを推奨

  • 「自分で解決すること」にこだわないというのがポイント

  • 行き詰まったらすぐにリーダーに報告する

これらはチームで適切に行なっていきたい。また、このbozさんは定期的にblogを更新しているようなので、ちょくちょくチェックしたい。

https://twitter.com/boztank?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor



(番外編)類似概念、GTDについて投稿している人がいたので紹介。今回のブログとは方向性少し違いますが・・・。参考にはなりました。




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