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情報封建社会/史上最大の時間稼ぎ/特異点解消理論


情報封建社会が近づいている。


中世の封建社会では、経済発展を捨てる代償として世の中に安定がもたらされた。

同じように、
現代の情報経済においても、経済発展を捨てることで世の中に安定がもたらされる。

       発展 安定 
中世封建社会 なし あり
近世貨幣経済 あり なし
近代貨幣経済 アル アル
現世情報経済 あり なし←今ココ
現代封建社会 なし あり

近代貨幣経済で人類は初めて発展と安定を両立させたが…


本記事では、現下世界において「新たな封建社会」が必要な理路を説明する。
その中で、中世封建社会とのアナロジー類推によって、現代封建社会がどのようなものになるかを指し示す。

現下情報経済における経済発展は極めて危険なのだ。
発展は富を創り、新たな富裕層オルガルヒは武装化・軍事化して権力の座をうかがう。
これは有史以来幾度となく繰り返されてきた人々の営みではある。
だが、目下情報経済社会においては、富が情報を掌握し、情報掌握は世界を完全かつ最終的に「破綻」させる。
だから、現下情報経済における経済発展は極めて危険なのだ。
完全かつ最終的な破綻を回避するためには「新たな封建社会」が必要である。
情報によって世の中を発展させるのではなく、
情報によって世の中を安定させる。

「情報封建社会」が必要なのだ。

それでは、有史以来「最も偉大な時間稼ぎ」を始めよう。

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