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「情報本位制」の世紀_ゴールドマネーの終焉


かたや20世紀は金本位制の世紀だった。
かたや21世紀は情報本位制の世紀である。

通貨にはその価値を担保する「何か」が必要だ。
大多数の人々が欲する何かと繋がっているから、人々はその通貨を欲する。
だから「ただの紙」や「ただの鉄屑」でも通貨として流通してきた。

有史以来、そのほとんどの期間において通貨は「ゴールド」とリンクされその信認を保ってきた。

文字発明文明 ー 1970

ニクソンショックが起こる1970年まで、金本位制が通貨の信認を担保してきた。
通貨の「宿り木」はゴールドだった。

だが、ニクソンショックによってゴールドとのリンクを力づくで断ち切られた通貨は「ただの紙」になる。


1970 ー 1995


まさにペーパーマネーの四半世紀を経て、通貨は新しい宿り木を見出した。
新たな通貨の宿り木とは_





人間の情報



インフォメーション_あなたの最も重要なもの

情報を制したものが人を制す。

1815年_ネイサン逆売りの故事を引くまでもなく、
情報で人に先んずれば人々を制すことができる。
いわんや1995年に開始された「情報グローバリズム」によって、情報が国境を無視して自由に移動する時代にあっては、情報こそが世界を制す。

古今東西、
インフォメーションこそが最も重要なものなのだ。



人間情報_21世紀の原油

情報の中でも「人間の情報」は別格だ。
人間情報こそがAIを高度化するからである。

AIとは人工知能であり、人間の知能ないし知能を再現するプロジェクトをいう。
したがって、AI開発のためには人間情報が必要となる。
だから、人間情報は「21世紀における原油」と言われているのだ。



「人間情報課税」_ベーシックインカムの本性


2024年8月。
タイにて「8000万人の国民を対象にデジタル通貨でベーシックインカムの給付を開始する」とアナウンスがあった。

このタイにおけるデジタル通貨型ベーシックインカムを図示すると次のようになる。

 ベーシックインカムの基本構造

  【人間情報】
  「誰が」「何を?」
    →
国民     国家
    ←
  最低所得給付

四次元出版「ディープステイトvs諸葛亮孔明_真実の五丈原」より引用抜粋

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