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「法人」という黒い発明_合法的殺戮への免罪符


人類文明は、
「法人」の発明によって発展フェーズへと突入した。

発展を封印した封建社会をへて、近現代において発展を追求するために「法人」が発明されたのだ。

法人の発明こそが近現代における発展の原動力となった。
このメカニズムを1057文字時間にて解説させてもらおう。


万人の万人に対する闘争と中世封建社会

競争が世の中を発展させる原動力だ。
だがしかし、競争を突き詰めれば、どうしても人と人との殺し合いに発展してしまう。
人と人との殺し合いは怨嗟を生んで、さらに大きな殺し合いを拡大再生産してしまう。
いわゆる「万人の万人に対する闘争」である。

世の中を発展させようと人々を競争させたらば、殺し合いの連鎖になってしまった。

この反省から、中世において発展を封印した封建社会が世界の多くで採用された。
中世の為政者は、
宗教などで競争を規制して、発展しないが秩序のある世界を構築したのだ。

だが、発展しない社会というものは外部からの侵略にあまりに脆く長く続いた試しがない。
例えば、中世のヨーロッパ封建社会は、発展目覚ましいイスラムの侵攻によって蹂躙され、「発展しなければならない」という誘因に目覚めた。


法人の発明

発展させなければ外敵に蹂躙される。
そこで中世ヨーロッパ封建社会はどうしたか?


「法人」を発明した。

生身の人と人との競争は争いの先に、際限なき殺し合いを招いてしまう。
だから、
法の上における「仮想の人」をつくって競争させるよう仕向けたのだ。

この法の上の仮想人のことを「法人」と言ったり「企業」と言ったりする。

法人は殺し合いが出来ることになった。



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